子どもの力が伸びるためには2つの要素が必要だった!
こんにちは、自学道場ヘッドコーチのやっすーです。
今日はお子さんが成長するために必要な2つの要素についてお話します。
オギャーと生まれてから、小学校に上がり、思春期を迎える中高生くらいまでの間に、子どもたちは急速な成長を遂げていきます。
その成長はあらかじめプログラムされているというお話は、過去の記事でもご紹介してきました。
今回は、その成長プログラムの中でも、健全な心を育てていく上で最も大切な2つの要素についてお話します。
子どもが備えている成長のための1つ目の要素
1つ目の要素は「依存」です。
子どもは生まれたときは泣くことしかできません。
お腹が空いたら、泣いて母親を呼ぶ。
おむつが気持ち悪くなったら、泣いて換えてもらう。
このように、生まれたころの子どもたちは100%「依存」の状態から成長を始めます。「依存」というと、あまり良いイメージと思わない方もおられるかもしれませんが、小さい頃の子どもにとっては、「依存」し助けてもらうことで、親の存在を信じ、愛情を受け取るようになります。
子どもが備えている成長のための2つ目の要素
2つ目の要素は2歳頃から顕著に表れ始める「自立」の心です。
いわゆる「イヤイヤ期」は「自立」の始まりです。
「自分でやってみたい!」「自分でするのを見ててほしい!」という気持ちからイヤイヤが始まってくるものです。
この時期に、いろいろなことを制限されてしまうと、子どもは自立心や主体性が奪われてしまいます。ケガをしたり、他の人にケガをさせたりしないのであれば、できるだけ寛容に接してあげてほしい時期でもあります。
そして、この「依存」と「自立」の時期を繰り返しながら、子どもたちは成長を遂げていきます。
この「自立」「依存」を適切に繰り返していくと、子どもたちは心健やかに成長していくことができるのです。
2つの要素のバランスが壊れると
一方、「依存」が大きくなりすぎたり、「自立」が大きくなりすぎたりすると、違った問題が出てくることもあります。
「依存」が大きくなりすぎると「甘やかし」の状態になり、この状態が続きすぎると、自分のことを自分で決めることができず、不登校などの問題を引き起こす可能性が高まります。
「自立」が大きくなりすぎると「ほったからし」の状態になり、この状態が続きすぎると、非行などの問題を引き起こす可能性が高まります。
まとめ
この「依存」「自立」は子どもの健全な成長にとって、とても重要な2つの要素です。そして、この要素を見極められるのは他ならぬ親御さんです。
このバランスをとるためには、お子さんをよく観察することが大切です。
お子さんが甘えてくるときは「今は依存の時期なんだな」ととらえてしっかり甘えさせてあげる。
逆にお子さんが自分で何かをしているときは「今は自立の時期なんだな」ととらえて、見守り、応援してあげる。
手を出す前に、今はどちらの時期なのかな?と立ち止まって観察する心の余裕を持ちたいものですね。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございました。