見出し画像

4/14 ニュースなスペイン語 28M:5月28日

恐らく、今後、小欄で何回か取り上げることになる日付。

今年の5月28日、スペインの17の全自治州(comunidad autonómica)の内、12の自治州と、全国の市町村(municipal)で選挙(elecciones;comicios)が実施される。

この選挙は年内に招集(convocatoria)されることになる総選挙(elecciones generales)の前哨戦になることから、大きな政治的な意味合い(significado político)を持つ。

スペイン国営放送(RTVE)は、いくつかの世論調査(sondeo;encuesta)を元に、今春選挙が実施される12の自治州での票の動向を予想している。

まぁ、今後、票の予想は変わるだろうが、現時点での数字を見ておこう。

と言っても、記事ではかなり詳細な分析しているが、小欄では、①現政権で最大グループ、②5/28の選挙予想の平均値(promedio 2023)に絞って、紹介しておこう。

1.アラゴン州
①国民党(Partido Popular)
②国民党

2.アストゥリアス州
①スペイン社会労働党(PSOE)
②スペイン社会労働党

3.バレアレス諸島州
①国民党
②国民党

4.カナリア諸島州
①スペイン社会労働党
②スペイン社会労働党

5.カンタブリア州
①国民党
②国民党

6.カスティージャ・ラ・マンチャ州
①スペイン社会労働党
②スペイン社会労働党

7.バレンシア州
①国民党
②国民党

8.エストレマドゥーラ州
①スペイン社会労働党
②スペイン社会労働党

9.マドリード州
①国民党
②国民党

10.カンタブリア州
①国民党
②国民党

11.ナバーラ州
①スペイン社会労働党
②ナバーラ住民連合(Unión del Pueblo Navarro)

12.ラ・リオハ州
①国民党
②国民党

今回の選挙が行われる12の自治州の内、スペイン社会労働党が主要政党である州が5つ、国民党が7つ。

一方、5月の選挙によって、ナバーラ州では、スペイン社会労働党が陣地をひとつ落とし、その代わりに、第3政党であるUPN連合が主要政党に踊り出る可能性がある。

とは言え、国全体で、何か大きな革命めいた何かがあるかというと、今のところ、そういう兆しはない。

どの自治州でも、1政党では過半数(mayoría absoluta)を取ることができないようなので、どの政党と連立を組むかという問題も出てきそう。

選挙まであと3週間。

このまま、特筆すべき
変革もないまま淡々と現状維持路線で行くのか、それとも、何か大きな変化が訪れるのか。

写真は以下の出典にも出てくるコラージュ画像。

RTVEが作製したもの。 

一瞬、どこかの島かと思ったが、多分、今回選挙が行われる12の自治州を(部分的に)くり抜いたもの。  

だけど、実際に選挙があるナバーラ州とラ・リオハ州がくり抜かれて無いんだよな……

まぁ、こういう細かいことを言うのは、デザインの世界では、野暮なんだろけど…。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230412/elecciones-municipales-autonomicas-2023-encuestas-sondeos/2437909.shtml