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1/20 ニュースなスペイン語 Un ligero descenso:微減

スペインは現在、10万人あたりの感染者数(incidencia acumulada)が3286人となり、二日連続(segundo día de descenso)で減少した。

とは言え、19日の感染者数は15万7941人と、日本とはケタ違い。亡くなる人の数も160人と、決して少なくはない。

しかし、厚生大臣(Ministra de Sanidad)のカロリナ・ダリアス(Carolina Darias)は、この減少傾向を精査することで、「我々は第6波のピークに達したか、もしくは、もうすぐ達する(hemos alcanzado el pico de la sexta ola o estamos muy cerca)」かが分かるとの見解を述べたのだ。

いずれにせよ、終息は近いとの見解だ。

ダリアスは感染者数に関して、去年の同じ時期と比べ、約7倍(suete veces superiores)高くなっていることを指摘したうえで、しかし、入院件数(hospitalización)は8倍、そして、集中治療室(UCI)の使用率は15倍も低くなっているとも述べた。

だから、「節度ある行動(prudencia)」を求めた。

記事でも紹介したが、昨年11月29日にスペインで初のオミクロン株が確認された。もし、ダリアスが指摘するように、スペインでオミクロン株による第6波のピークに達したとすると、この株は約2か月あまりで、急速に広まり、そして、急速に減少していったことになる。

となると、日本でも、昨年の11月30日に初のオミクロン株が発見されているので、希望的観測をすれば、日本のオミクロン終息の日は近い。

もう少し、慎重になるなら、日本で初の市中感染が確認されたのが、12月23日だったから、2月末くらいには、もしかしたら、日本でも第6波から抜け出せるかもしれない。

気は抜けないが、出口が全く見えない戦いではない。うっすら見える光に、一歩一歩、慌てず、確実に進んでゆくことにしよう。