3/26 ニュースなスペイン語 Salvar la Navidad fue un error:クリスマスを救ったのは間違いだった
厚生大臣(Ministra de Sanidad)のカロリーナ・ダリアス(Carolina Darias)は25日、タイトルのように述べた。正確には、以下のような文脈だ:
第三波の時、クリスマスを救出する集団的な願望があったが、今となっては、あれは間違いだったと我々は思っている(tras la tercera ola, donde el empeño colectivo fue salvar la Navidad, nos dimos cuenta de que aquello fue un error...)
実は、スペインではここ数日間連続で、10万人あたりの感染者数が増加している。ダリアスも「傾向が変わる可能性(un posible cambio de tendencia)」に言及した。
日本では6月の第3日曜日が「父の日」とされているが、スペインでは3月19日を「聖ヨセフ(San José)」の日と定め、イエス・キリストの父である聖ヨセフに敬意を表すと同時に、父親に感謝を示す日としている。そして、今年は19日が金曜日だったので、3~4連休(puente)となり、人の移動が活発だった。
聖ヨセフの日とリバウンド(rebote)との因果関係は分からないが、22日以降、1日1~3名くらいの割合で確実に増加している。専門家たちも「コロナウィルスの第四波はもう目前だが、我々は十分なことはしていない(Una cuarta ola de coronavirus está por llegar y no estamos haciendo lo suficiente)」と異口同音に警鐘を鳴らす。
聖週間(Semana Santa)が今週末から始まる。聖週間を救ったのは間違いだったー。後々、厚生大臣の口からこんな発言は聞きたくない。
感染者が増加⇒規制が強化⇒感染者が減少⇒規制が緩和⇒感染者が… 洋の東西を問わずコロナループに完全に陥っている。