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3/14 ニュースなスペイン語 Cocineros voluntarios:ボランティアの料理人

ウクライナの首都キエフ(Kiev)で毎日のように炊き出しを行っているボランティアたちがいる。病院や避難してきた人々(refugiados)や軍人たち(soldados)に食事を届けている。もちろん、食を届けるのもボランティアだ(distrubuidores voluntarios)。

毎日、彼らは、ウクライナの伝統的なスープ(sopa tradicional)のボルシチ(borsch)を作ったり、温かい料理を作っている。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まった翌日から、炊き出しボランティは始まった。「はじめは私たち3人しかいなかった(Éramos tres cuando empezamos)」ーー。あるボランティアは明かす。今は、配達員も含め300名を超える人たちが、ウクライナの人々の胃袋を支えている。

警報(alarma)やサイレン(sirena)が鳴るとボランティアの人々は調理場を離れ、近くの建物の地下室(sótano)に逃げ込む。なぜなら、調理場の近辺では、コンクリート(cimiento)が最も厚い(grueso)からだ。

キエフへの総攻撃(ataque sobre la capital)がすぐ目前に迫っている(inminente)。前線軍(efectivos de cara)の組み直し(reubicando)が行われているという。

それでも、「怖くない。なぜなら、絶対、この戦いには勝つから(no tienen miedo porque está segura de que van a ganar la guerra)」とあるボランティアの女性は語った。

昨年、9月24日の記事でも紹介した、スペイン人シェフのホセ・アンドレス(José Andrés)が率いる炊き出し隊「ワールド・セントラル・キッチン」がキエフの西部の都市、レオポリス(=リヴィウ(Leópolis))に入った。

ワールド・セントラル・キッチンは災害や紛争地に食を届ける団体だ。

どんな時でも、ヒトは腹が空く。嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も。そして、そんな彼らを支えるも、いつも、ヒトだ。武器供与だけでは、ヒトは生きられない。

出典
<本文>
https://www.rtve.es/noticias/20220313/voluntarios-cocinan-para-mas-necesitados-centro-kiev/2309740.shtml

<写真>
https://es.euronews.com/2022/03/11/kiev-se-prepara-para-el-asalto-urbano-de-las-tropas-de-putin
https://www.diariodesevilla.es/mundo/Jose-Andres-Ucrania-respuesta-alimentaria_0_1664533811.html