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4/14 ニュースなスペイン語 Hepatisis infantil:小児肝炎

スペインでこの度、原因不明(de origen desconocido)の急性小児肝炎(hepatisis aguda infantil)の事例が3件報告された。

2歳から7歳までの子供たちで、在住地もマドリード州、アラゴン州、カスティージャ・ラ・マンチャ州とバラバラ。

症状はいずれも深刻(severa)で、うち一人には「肝移植(trasplante hepático)」がなされたが、現在は3人とも「快方に向かっている(han evolucionado favorablemente)」という。

まずは一安心。

しかし、原因不明というのが、不気味だ。

肝炎を引き起こす、A型〜 E型のいずれのウイルスも検出(detectado)されなかったらしい。

実は、この原因不明の小児肝炎が初めて見つかったのはイギリス(Reino Unido;Inglaterra)だった。イギリスの衛生当局は「コロナワクチンとはいかなる関連もない(No existe ninguna relación con la vacuna contra la COVID-19)」と述べているものの、「イギリスで入院している子供たちの数名は、かつて、コロナで陽性だったことがある(algunos de los niños hospitalizados en Inglaterra por esta razón había dado positivo en COVID-19)」とも明かしており、コロナとの関連が全くないとは言い切れないというのが、何か、イヤな感じがする。

スペインの厚生省(Ministerio de Sanidad)は各自治州(comunidad autónoma)に対して、原因不明の急性小児肝炎のと思われるような症例を「積極的に検知(observación y búsqueda activa)」するように通達するとともに、以下のような予防策(medida preventiva)を呼びかけた。

  1. 手を頻繁に洗うこと(el lavado frecuente de las manos)

  2.  咳をするとき(al coser)、肘の内側で口を覆う(cubrirse con la parte interior del codo)か、

  3. もしくは、使い捨てハンカチ(pañuelo desechable(「ティッシュ」の類))を当てること

まぁ、当たり前のことだが、基本を忘れた頃、病魔や災害は襲いかかる。

もうコロナだけで勘弁してよ…と言いたいところだが、病原菌にはそんなニンゲンの訴えなど聞く耳など、当然、ない…。コロナの流行もそうだが、ヨーロッパ(スペイン)での異変は、3か月くらい遅れて、日本にもやってくることが多かった。今回は、是が非でも、水際で食い止めたい。

写真と本文とは何の関係もありません。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20220413/detectados-espana-tres-casos-hepatitis-aguda-infantil-origen-desconocido/2331161.shtml