![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58413662/rectangle_large_type_2_b762f533fe318b4aed0261541cec6b4b.jpg?width=1200)
8/7 ニュースなスペイン語 Variante Lambda:ラムダ株
デルタ株への対応もままならないのに、今度はラムダ株の到来だ。
ラムダ株は2020年8月に初めてペルーで確認され、後に、チリで猛威を振るっている。アメリカ合衆国、エクアドル、メキシコなどでもかなりの脅威となっている。
このラムダ株がスペインにも入ったようだ。ただし、まだ、局所的(puntual)で、まだ、全体の1%未満なので、現段階では、脅威ではない。
しかし、このラムダ株は、感染率が極めて高い(es muy contagiosa)上に、「ワクチン接種のすり抜け(escape vacunal)」を特徴とする。
その一方で、ウイルスの一般的な特徴として、「毒性を弱めながら、感染力が強まる( perdiendo virulencia y adquiriendo capacidad de transmisión)」ので、実は、世界保険機構(WHO;OMS)はラムダ株を「関心を持つ変種(variante de interés)」と位置づけている。
ちなみに、今、各国で猛威を振るっているデルタ株を、世界保険機構はラムダより一段上の「懸念を持つ変種(variante de preocupación)」と位置づけている。
スペインの専門家は、ラムダ株について、デルタ株と似ている(semejante)ので、ワクチン接種を続けて行くことで対応できると考えているが、警戒は弱めていない。曰く、
「ラムダ株がヨーロッパで拡大する次の候補となることを誰も否定できない(nadie puede descartar que sea la siguiente en extenderse en Europa)」
だそうだ。
新たな敵と戦うには、相手の特性を知ることだ。スペインの専門家は言う。
「人々はラムダ株に対して用心しなければならないが、過度に恐れる警戒する必要もない(La gente debe preocuparse ante la variante lambda, la delta o cualquiera de ellas; pero no alarmarse)」
ちょっと分かりにくいが、スペイン語の「警戒(alarmar)」は「武器(arma)を手に持つ」が原義だ。過度に厳戒態勢を敷く必要はないということだ。じゃあ、どうすれば良いのか?曰く
「ワクチン接種と予防措置(vacunas y medidas preventivas)」
つまり、ワクチンを接種し、マスクをして、ソーシャルディスタンスを保てば、ラムダに対応できる、という。
なんだ、そんなことか―。そう、そんなことで新しい株に打ち勝てるんだから、やらない選択肢はない。