モヤリの根源
いつまでも、頭のどこかから離れないことがあるとき。
そのやりとりは、何度も頭の中で繰り返される。
けっして、思い出そうとしているわけでもないのに。
勝手に、何度も、思い返される。
このモヤリは、何者か。
なにがどうして、こんなにも繰り返される?
わたしは、考える。
なんだか納得がいかないのは、なぜか。
わたしはいったい、なにを気にしているのか。
気にしている原因は、なにか。
相手か、それとも、自分か。
どちらの許せない発言か。
どちらのいただけない態度か。
どちらの疲れか。
どちらのキャパ越えか。
考えて、考えて、頭で繰り返されてはまた考えて。
幾度となく繰り返されているうちに、ふと、気づく。
(ああ、これは、〇〇だからか)
気づいたとたんに、ストンと落ちる。
そして、
落とし所を見つけた後は、
緩やかに忘れていく。
わたしの中の『自動再生装置』のスイッチが、やっと切れる。
さて、しばらくは、休憩。
いつかまたやってくるモヤリに備えて、とりあえず、ゆったりとでもしようか。