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未来への警鐘?それとも希望の光?『マン・カインド』が描く驚愕の2045年

こんにちは、じこぼーです。最近、藤井太洋さんの『マン・カインド』を読み終えたので、その感想を共有したいと思います。

近未来SFの新たな地平線

藤井太洋さんの『マン・カインド』は、2045年の世界を舞台にした近未来SFです。テラ・アマソナスという国際独立市で起きた衝撃的な事件から始まるこの物語は、私たちの想像を遥かに超える未来社会を描き出しています。

AIと人類の共存?それとも対立?

物語の中で描かれるAI技術の進歩は、現実味を帯びていて背筋が寒くなりました。日々の通勤電車でスマホを操作する人々を見ながら、「もしかしたら、この先にはもっと凄いものが待っているのかも」と考えずにはいられません。

遺伝子編集された新人類の登場

新世代の人間が登場するという設定は、SFの王道でありながら、藤井さんの筆致によって新鮮に感じられました。ただ、生殖能力を奪われた新人類の未来を想像すると、少し寂しい気持ちになりました。我が家の娘のことを思い出してしまいました。

戦闘シーンの臨場感

個人的に、分離意識や弾避けなどの戦闘シーンは、まるでマトリックスを見ているかのようでワクワクしました。90分の通勤時間が短く感じられるほど、没頭して読みました。

現実世界との接点

ゲノム編集研究の規制法案など、SFの世界だけの話ではないという現実に、少し怖さを感じました。でも、そこにこそこの本の魅力があるのかもしれません。

印象に残った一文

「人間が自然には手に入れられない能力の存在を知った時、そこに起こるのは憧れよりも恐怖、差別、迫害ではないだろうか?」

この一文に、人間の本質を見た気がしました。実際、職場でも新しい技術に対する抵抗感をよく目にします。

まとめ

『マン・カインド』は、単なるSF小説ではありません。私たちの未来への警鐘であり、同時に希望の光でもあります。テクノロジーの進歩と人間性の葛藤を描いた本作は、読み終えた後も長く心に残る一冊です。

みなさんは、この本を読んでどう感じるでしょうか?未来に対する不安?それとも期待?ぜひ、感想を聞かせてください。

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