いったい自分は、何を売っているのか、本質を知る『ドリルを売るには穴を売れ』
あなたが買うことが、誰かにとってのマーケティングになっている。
マーケティングは、会議室で起きているのではない。
日常で起きている。
『ドリルを売るには穴を売れ』
知り合いの広告代理店の営業さんから、お借りした本です。
マーケティングに悩んでいる私のために、わざわざ持ってきてくれました。
著者の佐藤義典さんは、NTTで営業やマーケティングを経験したのち、ペンシルベニア大にてMBAを取得、外資系メーカーにてマーケティング、営業、開発、製造を統括。
現在は、ストラテジー&タクティクス株式会社の代表取締役社長として活躍するものすごい人物。
マーケティングに関する著作もたくさんあります。
2007年発行の本書ですが、今なお売れ続けるマーケティングの入門書です。
マーケティングで知っておくべき4つの理論
ベネフィット:顧客にとっての価値
セグメンテーションとターゲティング:顧客を分けて絞る
差別化:競合よりも高い価値を提供する
4P:価値を実現するための製品・価格・販路・広告
マーケティングの理論体系の基本をおさえ、土台にしなければ、応用・実践はできない
『ドリルを売るには穴を売れ』
序章 “マーケティング脳”を鍛える
第1章 あなたは何を売っているのか?―ベネフィット
第2章 誰があなたの商品を買ってくれるのか?―セグメンテーションとターゲット
第3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる―差別化
第4章 どのように価値を届けるか?―4P
第5章 強い戦略は美しい
本書は、各章の前半には理論説明、後半には前半の理論に基づいた小説になっており、とっても分かりやすいです。
とくに、登場人物たちが個性的で、とても楽しく読ませていただきました。
うれたまちゃん、室長、レイさん…
うれたまちゃんの成長物語を是非、あなたも楽しんでみてください。
クライアントのマーケティング教育などにも推薦できる本だとも思います。
…というか、私も推薦され読みました。