子どもを間違った方向に導かないために『こどものメンタルは4タイプ』
同じことを同じように伝えているはずなのに…、どうして人によって伝わり方、とらえ方が大きく違うのか?
同じ言葉がけでも、効果がある子ども、効果が薄い子ども、そして逆効果になってしまう子ども。
「どうして、うちの子どもは…」と悩んでしまう前に
子どものタイプ、そして自分のタイプを分析し
それに合った接し方をし、よりよい関係を築いて行こうというのが本書の内容です。
著者の飯山 晄朗さんは、1969年富山県高岡市生まれ。
企業経営者や経営幹部、チーム指導者を熱いチームにするリーダーシップ教育や人財開発を行っています。
そんな、飯山 晄朗さんですが、カネ無し、コネ無し、セオリー無視という"崖っぷち起業" からスタートしたのだそう。
甲子園球児や金メダリストも育てたメンタルコーチです。
『こどものメンタルは4タイプ』
第0章 タイプごとにアプローチを変えるとグングン成長する
第1章 ラッシャータイプへの言葉がけ
第2章 パートナータイプへの言葉がけ
第3章 ハーモニータイプへの言葉がけ
第4章 クレバータイプへの言葉がけ
第5章 あなたの個性を伸ばす!自己教育
人にはタイプがある
人は、生まれながらにして持っている「個性」による違いがあります。
その「個性」を見抜き、「個性」に合った接し方が必要になります。
特に子どものころは、経験値の低さから、実生活でそのタイプが顕著にあらわれるのだそうです。
だからこそ、タイプ別のアプローチがより効果的なのだそう。
タイプは4つに分類されます。
「行動が素早くて感情的な子」=「火のラッシャータイプ」
「行動が素早くて理性的な子」=「風のパートナータイプ」
「行動がゆっくりで感情的な子」=「水のハーモニータイプ」
「行動がゆっくりで理性的な子」=「地のクレバータイプ」
本書では、各タイプ別に大切な言葉がけを厳選し、すぐに実践できるカタチで紹介しています。
子どもの個性を知り、それに沿った言葉がけをする
子育てや、部下育成などの方針に役立ちます。
子どもは、周りの人の影響を強く受けます。
周りの大人のアプローチのよって、よい方向にも悪い方向にもいってしまいます。
子どもの可能性をつぶさないためにも、よりよい言葉がけを是非、身に着けていきたいものです。
相手の個性を把握して、接するのは重要ですが、それにばかり固執していてはいけません。
たとえ同じ言葉をかけられたとしても、その日その時の気分によっても、とらえ方は違ってくることを忘れてはいけません。
タイプだけで人をくくるのではなく、その人自身も見詰めることも大切です。
人は、ゆっくりですが、日々成長しています。
もちろん、そのことは本書でも語られています。
本書を読んで、子どもとともに一緒に成長していきましょう。
ちなみに、私のタイプは「地のクレバータイプ」でした。
娘は父親に、息子は母親にタイプが似る傾向があるそうです。