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平凡サラリーマンが『高校生からわかる日本経済』で見つけた希望の光

皆さん、こんにちは。電車通勤往復3時間のじこぼーです。今日は、金子勝著『高校生からわかる日本経済』の書評をお届けします。この本との出会いが、私の人生観を少し変えてくれました。

高校生向け」の罠にはまるな!

正直に告白します。「高校生向け」という言葉に油断して手に取りましたが、これが大間違い。読み進めるうちに、自分の経済知識の浅さに愕然としました。でも、それが良かったんです。

「実質賃金」の謎に迫る

「なぜ実質賃金が下がっているのか」という章で、目から鱗が落ちました。

印象的だった一文:「実質賃金は下り続け、一人あたりGDPはG7最下位の日本」

これを読んで、思わず電車の中で「そうだったのか!」と声を上げそうになりました(さすがに我慢しましたが)。自分の給料袋を見ても実感が湧かなかった「実質賃金の低下」。その仕組みを理解したとき、今まで霧の中にいたような気分でした。

アベノミクスの光と影

「アベノミクスが日本を壊す」。この挑発的なタイトルに、最初は違和感を覚えました。しかし、著者の冷静な分析を読むうちに、経済政策の複雑さを理解できました。短期的な効果と長期的な影響の違い、その微妙なバランス。まるで将棋の名人の頭の中を覗いているような感覚でした。

子育てと経済、意外な関係性

小4の娘を持つ父親として、「子どもを産める社会にする」の章は特に心に響きました。

心に残った一文:「少子化問題を解決するためには、子育て支援の充実と働き方改革が不可欠である」

この言葉を読んだとき、娘の将来と日本の未来が重なって見えました。経済と子育ては、こんなにも密接に関わっているのか。その発見は、私に新しい視点を与えてくれました。

サラリーマンの日常が変わる瞬間

この本を読み終えた後、毎日のニュースの見方が劇的に変わりました。円安、インフレ、財政政策...。以前は「ふーん」で流していた話題に、今では釘付けです。同僚と経済談義をする自分に、正直驚いています(笑)。

「わからない」が「面白い」に変わる瞬間

高校生には難しい内容もあります。でも、それがいいんです。「わからない」が「もっと知りたい」に変わる。その知的興奮を味わえるのが、この本の魅力です。

未来を創る、それは僕たちの仕事

本書の最後、「こんな社会を創りたい」という章で、著者の熱い思いに触れました。そこで気づいたのです。経済を変えるのは、政治家や学者だけじゃない。私たち一人一人の選択が、未来を作っていくんだと。

さあ、あなたの番です

この本は、単なる経済解説書ではありません。それは、私たち一人一人に投げかけられた問いかけです。「あなたはどんな社会を創りたいですか?」

通勤電車の中で、この本を開いてみませんか?きっと、あなたの日常に新しい光が差し込むはずです。そして、その光は、きっと日本の未来を照らす一筋の希望になるのだと信じています。

...さて、明日からは娘の学資保険について、いま一度、妻としっかり話し合ってみようと思います。この本のおかげで、そんな勇気が湧いてきました。

みなさんも、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと、新しい発見があるはずです。​​​​​​​​​​​​​​​​

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