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内なる声に従って 青ブラ文学部
いつもありがとうございます。
⬆の写真は、いつも行く八幡宮の花手水です。
※ネガティブ記事、ご注意下さい。
日曜の朝
チャイムが日曜の朝にピンポーン
わが家は20軒足らずの静かな団地
客人は団地内の一回り若いご主人
杖で身体をどうにか支えられてた
顔も疲れたようでただ事ではない
7月に妻はがんで亡くなりました
葬儀は近親者のみで済ませその後
どのように過ごしたか分からない
気がつけば11月も終わりになって
今ごろ気づき挨拶にお伺いました
と
お話を伺えば2022年に手術されて
2023年1年3ヶ月後転移してしまい
細胞が弾け抗がん剤治療する事に
副作用が余りに酷く弱って逝った
私は唯々聞く事しか出来なかった
私より8歳下の奥様はピアノの先生
次女も小学の頃習ったことがある
手話も週に3日程教えていたそうだ
能力もある方なのに本当に残念だ
控え目なのに気丈な方だったのだ
方やご主人は定年前に退職されて
チラホラと見かけるようになった
何も知らない私はファイアーされ
奥様とお二人で悠々自適な生活に
入られたのだとばかり思っていた
現役時代は競輪選手の出で立ちで
颯爽と自転車で通勤されてもいた
とてもお元気な方だと思っていた
リタイアされたのも奥様のことを
一番に優先された事だっただろう
*
ご主人が話された時私はいったい
どんな顔して聞いていただろうか
2022年2月私も手術したのだった
奥様は大腸がん、私は左乳がんだ
私もこの世の人でなかったかも…
内なる声に従って
入院中にみた夢でnoteをはじめた
退院翌々日から日常を綴ることに
日々思ったことや感じたことなど
内なる声に従って夢中で書いてた
するとがんのことは脳から消えた
死の恐怖が脳を支配していたのに
投稿や記事を目にする内に薄れた
私はnoteに出会え本当に良かった
がん細胞さん分からないのだけど
私の身体の中は気持ち良いのかい
乳がんと言っても色々あるらしい
手術からもうじき3年になります
抗ガン剤、放射線治療、ホルモン
療法もなし私の内なる声に従って
明日のこと誰にもわからないのだ
11月29日夫は後期高齢者になった
夫が生きている間まで生きたい私
ご近所のご主人は辛そうだったよ
夫が独りぼっちになる日が少なく
済むよう一日でも長く生きたい私
あとは天におまかせ(848文字)
ご近所の奥様のご冥福を心よりお祈り致しますと共にご主人様がお元気になられますように。
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山根あきらさまのお題企画に参加させて頂きます。
よろしくお願い申し上げます。