ASD当事者が『モモ』のベッポから学ぶ「生きやすくなるヒント」について書いてみた!
こんにちは!じぶんQUESTのターナーです!
皆さんは、『モモ』という物語を知っていますか?
これは、ドイツの作家ミヒャエル・エンデが書いた児童文学で、時間泥棒と戦う少女モモの物語です。
この物語には、ベッポじいさんという、とても魅力的な人物が登場します。
彼は、モモの親友である、寡黙な道路掃除夫です。
ゆっくりと考え、ゆっくりと話します。
一見、変わった人に見えるかもしれませんが、彼にはたくさんの魅力が隠されています。
私は、初めてベッポじいさんが物語に登場したときに
「わかるぅ…」
「えぇーめっちゃ俺じゃん!」
「いいなぁー。俺もナチュラルに生きたらあなたみたいな行動になるよー。」
と、強い類似性を感じました!
今回は、このベッポじいさんの生き方から、ASDの人が生きやすくなるヒントを探ってみたいと思います。
ベッポじいさんってどんな人?
ベッポじいさんは、言葉数が少なく、自分のペースで物事を進める人です。
彼は、次のような特徴を持っています。
ゆっくりと話す: 言葉を選ぶように、ゆっくりと時間をかけて話します。
モモの話をじっくり聞く: モモが話すときは、じっと耳を傾け、彼女の言葉に真剣に耳を傾けます。
道路掃除に集中する: 道路掃除の仕事に誇りを持っており、常に丁寧に仕事に取り組んでいます。
「次の一歩、次の一掃きのことだけを考えるんだ。」
「終わりを考えると、どうしてもあせってしまう。すると、うまくいかなくなるんだ。」
これらの特徴は、ASDの特性と重なる部分が多いと思いませんか?
例えば、コミュニケーションのペースや方法、集中力、こだわりなどです。
ベッポじいさんは、ASDの人にとって、とても親近感が沸くキャラクターと言えるでしょう。
ベッポじいさんから学ぶ、生きやすくなるヒント
では、ベッポじいさんの生き方から、ASDの人が生きやすくなるヒントを具体的に見ていきましょう。
自分のペースで生きる
ベッポじいさんは、周りのペースに流されず、自分のペースでゆっくりと物事を進めます。
これは、ASDの人が過剰な刺激や情報に圧倒されたりするのを防ぎ、ストレスを軽減するためにとても重要です。
特定の物事に集中する
ベッポじいさんは、道路掃除の仕事に集中することで、雑念を払い、心を穏やかに保っています。
ASDの人は、特定の物事に強い興味や集中力を持つことが多く、それを活かすことで、充実感や達成感を得やすくなります。
周囲との適切な距離感を保つ
ベッポじいさんは、多くの人と交流するよりも、モモとの静かな時間を大切にしています。
ASDの人は、社会的な交流に疲れを感じることが多いため、無理のない範囲で人間関係を築くことが大切です。
言葉以外のコミュニケーション手段を活用する
ベッポじいさんは、言葉で表現することが苦手な分、表情や行動でモモに気持ちを伝えています。
ASDの人は、言葉以外のコミュニケーション手段を活用することで、よりスムーズに意思疎通を図ることができます。
周囲に自分の特性を理解してもらう
ベッポじいさんは、モモに自分の考えや感じ方を丁寧に説明することで、理解を得ています。
ASDの人は、周りの人に自分の特性を理解してもらうことで、より生きやすい環境を作ることができます。
まとめ
ベッポじいさんの生き方は、ASDの人だけでなく、すべての人が自分らしく生きるためのヒントを与えてくれます。
もしあなたがASDで、生きづらさを感じているなら、ベッポじいさんの生き方を参考にしてみてください。
きっと、自分にとって心地よい生き方を見つけることができるはずです。
「じぶん」を使いこなして日々を冒険するかのように生きる
じぶんQUEST
を一緒に進めていきましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また、別の記事や動画で生きてお会いしましょう!