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最高の仕返し

落ち着かない世界情勢。
子どもたちにも、しばしば「ロシアとウクライナは、どちらが悪いの?」「ウクライナはロシアを裏切ったの??」と問われる日々が続いています。

私は歴史や外交関係に関しては全くの無知で、解釈も有益な知識も与えられないのですが、こんな話をしてみました。

私「『正しい』の反対って、『間違い』じゃないって知ってる?」
娘「????」
私「『正しい』の反対は、『別の正しい』なんだって」

これに特に反応したのがまもなく卒園を迎える次女。

娘「!!!!じゃぁ、みんなあってるってことなんだ!
私「そうそう。だから、もし勝ち負けが決まっても、負けた方は『私たちが間違ってました』と思っているとは限らない。『誰が見てもおかしいことしてたなぁ』って考えが変わることはもちろんあるけれど、『私たちが正しいはずなのに』って悔しく思ったり恨んだりしていることのほうが多いかもね。戦争は、一つの正しさと、もう一つの正しさのぶつけ合いなの
娘「そうなのかぁ…」
私「だから、仲直りしようと思うなら、どっちが勝ちか負けかをハッキリさせるんじゃなくて、二人の『正しい』を並べて、くっつくところはないかなぁ、って考えるといいのかもね」

それ以来、言い合いを見ると「両方合ってる!!!」と仲裁してくるようになりました。(笑)

翌朝、改めて「ママ、昨日は間違いの反対をおしえてくれてありがとう」と。(笑)
よほどびっくり&衝撃だったようです。

そして、この話をしてみて、改めて自分自身にもこの考えを刻みなおしたいなぁ、と思った次第。


……国家間の問題と言わず、世間には、本当にいろいろな方がいますよね。(笑)
リーダーシップを発揮する立場にあったりすると、「こうします」という宣言がはっきりしたものであればあるほど、強い反作用も生じる。

でも、それは「相手の正しい」と食い違っただけであり、こちらの正しさを証明する話でもないし、ましてや謝る話でもない。その逆も然り。

そんな局面で、最近ありがたいことに手にした変化が、自分を助けてくれます。

「他人の感情に責任を負わなくていい」

自分が大切にしている考え方を貫いた結果なら、あの人が抱くどす黒い気持ちはそこにおいておけばいい。

無用な戦いはせず、
相手の気持ちに「触らない」という尊重の仕方という意味で。

とはいえ、敵意を察知すると、ズド~ンと落ち込んだり、あるいは「どうやってこちらの正当性を主張しよう?」、さらには「き~悔しい!リベンジできたらいいのに!!!」なんて思うこともあるかもしれない。

そんなとき、最高の仕返しって知ってます?

誰かに傷つけられたら、キレイな服・ヘアメイクで楽しそうに笑っていることが最高の仕返し

私、この言葉大好き!

書籍「服を買うなら、捨てなさい」が有名な地曳いく子さんの別の一冊「着かた、生きかた」に登場します。


大変なこともあった延べ2年の会長生活でしたが、あと2日、どうせならダークサイドを見るのではなく、キラキラした面に目を向け、そして胸を張っておしゃれして、ニコニコ過ごしたい。

それぞれの正しさが争いではなく化学変化を起こす、よい一日となりますように!

2021年12月、WordPressでWEBサイト「じぶん実験室」を立ち上げましたが、2023年6月より、noteにお引越しを始めました。

2021年12月~2023年6月の記事は、WEBサイトに掲載していたコンテンツをそのまま移行したものです。


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