マンスリーページ構造改革
今年わたしが使う手帳は「自分軸手帳」。
マンスリーページ
ウィークリーページ(バーチカルタイプ)
を中心に構成され、巻頭や月初めには振り返りなどの各種ワークページが差し挟まれています。
これまでも、そして今年も、わたしにとっての大前提は「手帳=スケジュール管理」。
最近は、先回りして「自分の目標実現のための時間」を一番に確保する、ということもありますが・・・
最低限の社会的信頼を維持する、という意味では、以下のルーティーンを回しています。
――ここでちょっと引っかかっていたのが、「マンスリー→ウィークリー」への転記の際に、ページを行ったり来たりしなくてはいけないこと。
すると、同じようなところにストレスを抱いていたという同手帳のユーザーさんは、「うすーいマンスリー手帳を別途購入して、月間の予定はそこに記入している」というではありませんか!
そして母艦手帳の本体のマンスリーページは、別途「俯瞰したい事柄の記録」のために使っているようです。
これはいいかも!
実験開始!
そこで、早速100均でマンスリー手帳を買ってきました。
母艦手帳と同サイズのA5なので、カバーに挟み込んで使用できます。
・・・確かにウィークリーへの書き写しがスムーズ!!!
ところが、ここで新たなモヤモヤが。
癖が染みつき、月間予定を見たいときに、最初に母艦手帳内の「マンスリーページ」を参照する
→別冊にしたことに気づき、マンスリー手帳をめくり直す新たな予定が入った際に記入するときも、1と同様のことが起きる
仕事の打ち合わせや歯医者等、次回の調整が必要となる場に「母艦」のみを持参してしまい、その場で今後の予定が把握できない(マンスリー用別冊を別の場所に置き忘れてしまう)
万年対応の枠だけのマンスリーを購入してしまったので、日付の記入や祝日の反映といった「下準備」が手間
―― 4については「日付入りを買い直す」ことで解決しますが、2月という中途半端な時期に探し直すのにパワーをかけたくない。
そして1~3は、分冊の弊害そのものですよね。「忘れないようにする」というのは、簡単そうで実は一番難しい気が。自分の意志と記憶力に頼るしかなく、仕組みで解決しにくい。
ワーキングメモリを解放するための手帳なのに、それをきちんと使うためにワーキングメモリを消費するというゆがんだ構造…!
私にとっては、わずか1週間で違和感しかない結果となってしまいました…チーン。
中学時代の教え
ここで少し話は変わるのですが。
私が中学自体に通っていた学習塾は、超スパルタの個人塾。
少しでも頬杖をついていると鉄拳が飛んできて、先生からの質問に答えられないとその場に立たされたまま次の人が指され、それも答えられないとその人も立たされ続け…やっと誰かが答えられるとようやく全員座れる。
受験を控えた夏期講習では、睡眠不足もあって宿題を忘れる人が少なくありませんでしたが、そういう生徒は中庭のバドミントンコートに揃って正座させられ(炎天下)、全開にした窓越しに授業を聞く。
今だったら、きっと大問題…(笑)
ただ、この塾、実績がものすごい。そして先生の話も本当に面白い。
やり方はかなり激しいとはいえ、先生の指摘は理にかなっているわけで、真摯に授業を聞き、努力をすれば認めてくれるし、そういう姿勢をわかってくれる場でもありました。
思春期独特のあの年ごろに「舐められず」「結果につなげる」緊張感を先生はコントロールしていたのだと思うし、私は塾長に100%の信頼を寄せて全力でついていった、そんな日々。
そこでは有効な勉強方法もたくさん教えてもらったのですが・・・何より大きかったのが、「すべて一冊にまとめろ」。
今回、手帳の運用について考えたとき、結局はここにいきつくことを思い知らされました。
一つの目的に対しては、「一元管理」が最適だ、と。
ひらめいた!「マンスリー構造改革!」
――そんなこんなでぐるりと一周。
結局「ページペラペラ行ったり来たり問題」をどうするか、に戻ってきてしまいました。
これね、もうあきらめようかな、って思ったんです。
週に一度、月に4~5回の短時間のストレスなんだからって。
ところが…思いついてしまった、私的天才アイデア!
じゃじゃ~ん!
わかりますか?
コピーしたマンスリーページのフォーマットを、本来のマンスリーページの上にマステで貼り付けてみました。
つまり、マンスリーonマンスリー…。(笑)
こうすることで、手帳を土台にしながら予定を書き込めて…
ウィークリーに転記するときは貼り付け部分を広げた状態にすれば、ページをめくらなくてもOK!
しかも、これによってもともとのマンスリーページが空くので、私がもう一つやってみたかった「マンスリーページを、月単位で俯瞰して取り組みたいテーマの記録欄に使う」という手帳術も叶うというおまけつき♡
手帳は、自由だ!
これまでは、「すこしでも気に入った手帳を」と探し求めることが多かった私ですが、ちょっと視点を変えるだけでどんどん作り変えられる「カスタマイズ手帳の可能性」に目覚めてしまった気がします…(笑)。
それもこれも、「とりあえず人の勧めに乗ってみる→そこのメリット・デメリットを実感」してみてわかったこと。
最近話題の「バレットジャーナル」ほどはパワーをかけたくないけれど、つぶしたい小さなモヤモヤや不具合があるなら。インプットした情報をアウトプットしてみることが、自分なりの居心地の良さを再確認してみるヒントになるのかも!