24時間の棚卸し①|子供と過ごす24時間から見えたこと
先日の投稿で宣言した通り、先週6日間は、自分の24時間の使い方を記録する「タイムログ」を取ってみました。
今日は、6日間のログを通して得られた気づきなどをまとめてみたいと思います。
はじめに|きっかけ&動機
先日の投稿でもお話した通り、そもそもこの「タイムログ」は、SNSなどのつながりで既にチャレンジしている方が多かった試み。
それを通して、いったい自分のどんな傾向や事実が見えてくるのだろう、というところに興味がありました。
そう、今回目指したいのは、「時間術」的な作業効率化ではなく、「時間の使い方」の設計図を描いてみること。
1日を俯瞰することがまずは必要と考え、今回は10分単位で何に時間を費やしていたのかを記録することにしました。
結果
次女はまだ冬休み中のこの1週間は、いわゆる「平日」とは異なる日々。
傾向がつかみにくいかと思いましたが……逆に「子どもと常に一緒で24時間をコントロールしにくい」という制約の中、どんな過ごし方ができているのかを知ることをテーマにチャレンジしてみました。
その結果がこちら。
■「固定時間」から気付いたこと
6日間のざっくり傾向を見ると、毎日定常的に発生する「固定時間」(お金でいうところの「固定費」のイメージ)は、私の場合こんな感じ。
①睡眠 5~7.5h
②食事(準備~片付けまで) 3h
③掃除 10~20m
④洗濯物干し 5~10h
⑤メイク、身支度 15m
⑥ブログ更新 90~160m
⑦入浴(子供と一緒の場合) 30m
まずこれだけでも3つの課題が見つかりました。
睡眠時間の不安定さ
食事関連にかかる時間の長さ
ブログ更新にかかる時間
◎睡眠時間について
睡眠は、私にとって最低6時間は必要!
これより少ないと、機嫌が悪くなったり、眠気に襲われることがわかりました。
さらに、この6時間の睡眠は「質が良い」ことが条件で、そのためには「子どもの睡眠環境も整える」ことが必須。
現在、娘たちは肌の乾燥がひどく、かゆみで夜中に起こされること頻発。そうすると眠りが細切れになり翌朝に響く・・・。現在、小児科に通いながらクリームを塗っているのですが、そのケアも丁寧に行うことが、結果的に自分の「時間の質」「一日の質」を高めるというのは目から鱗の気づき!
◎食事関連について
準備を効率化すべく、昼食の準備中に夕食の下ごしらえを進めておくなどしていましたが、(食べる・片付けも含めて)毎日3時間も費やしていたことにびっくり!
振り返ってみると、「準備作業の効率化は図っていたものの、タイムゴールを決めていないので時間がかかっている」のかも・・・。
「準備でき次第、家族を招集」ではなく、
「〇〇時に食事開始」と予めタイムゴールを決めてみよう!
また、次女は少食×偏食で食べるのに超時間がかかるのですが…昨日の夕方、「見たい番組がある」というので、それに間に合うようにご飯を出したら食べるのが早い!(いつもは夕食に1時間ほどかかるのが、昨日は20分!)
これまでは、「私の都合」「長女の(習い事等の)都合」で決まっていた食事時間でしたが……「子どものワクワク」を優先したタイムゴールを決めることが、結果的には爆速&ストレスフリーへの道なのかも!
◎ブログ更新について
先週末から、土日はこのサイト更新をお休みする、という実験を始めてみましたが、それはこの「24時間の棚卸し」から得た気付きによるものでした。
前記の通り、時に1日の3時間近くをかけて更新していたことが分かり…。
サイト更新は私にとってとても大切なもの。とはいえ、大切だからそればかり時間を割く→他に皺寄せ→不機嫌になる…というループが生じますよね。
そんなわけでまずは更新ペースを落としながらやり方を模索する余地を設けようと思ったのでした。
■「『重要度×緊急度』の分類」で気づいたこと
さて、続いては少し目線を変えて時間を見つめてみました。
タスクの整理において、よく用いられるのが「重要度×緊急度」を2軸にしたマトリックス。
あの有名な書籍「7つの習慣」では、その組み合わせ別に以下のように整理されています。
日々、つい「緊急度」優先で第1、3領域に時間を費やしがちなところを、「第2領域」により多くの時間をシフトさせていくのが理想。
このマトリックスに合わせて私の時間の使い方を割り振ってみたところ…
この結果を深堀すると、自分の思い込みや、実はうまくやれていることに気づけたのです。
◎「子どもがいると好きなことできない」はウソ!?
ついつい子供がいると「今日の自分時間はお預け」と決めつけていましたが……それも「今は昔」の話なのかも。
次女も5歳、姉妹同士でも遊べる(ケンカもすごいですが)、そして私は日頃「やることがいっぱいある人」と子供が位置付けている。――そこまで「遊びの頼り」にされないんですよね。
この週は、ほぼ仕事の稼働がなかったので第1&3領域の割合が少なかったというのもあるでしょうけれど…それを踏まえてみても大きな気づきだったのは「子どもがいても好きなことはできている」という事実。
もちろん子供はかわいく喜びを与えてくれるものの、どこか「自由を奪われる存在」とも思っていたのが正直なところでしたが……それは「子どもがここにいるから思い通りに過ごせるはずがない」という思い込みによるものだったと気づかされました。
◎時間の質を高める行動がとれている
例えば、子どもと遊ぶ時間を「付き合う」と思うか「子どもの成長を見守る時間」と思うか。
前者は第3~4領域ですが、後者なら第2領域の時間ですよね。
このように、自分の意識で時間の質はたちまち変えられる。
わたしは休日はたっぷり「一人入浴時間」をもらうことが多いのですが、本とスマホをわくわく持ち込んだ結果、SNSに気を取られる傾向があることに気づいたのもタイムログのおかげ。後半はスマホの持ち込みをなくしたところ、その時間は第4領域→第2領域へ…。充実した読書タイムを増やすことができました。
あるいは、子どもの体操教室への付き添い。「スマホをいじってやり過ごす」のではなく、「読書をする」「先生がどう教えているかを見て今後の子どものサポートに生かす」ことで、知らず知らず「第2領域」にシフトさせていたんですね。
実は、タイムログを分析した結果、どうやら私は「時間の質を高める行動」を自然に取り入れていることが比較的多いよう。自己肯定感も高まることになったのは、嬉しい収穫でした!
表に見えるタイムスケジュールは変わらなくても、時間の質が高められる可能性はあちこちにあるんですね。
■「色別傾向」から気付いたこと
さて、タイムログをつけるにあたって、「WORK」「HAPPY」など、マーカーでジャンル別に塗り分けていたのですが…。
私には大きな2つのクセがあることが明らかに。
◎「寝起き」と「寝る前」のダラダラが著しい
ダラダラの最たるもの、「目的のないスマホ時間」。
私の場合、起きた直後&寝る前に発生することが圧倒的に多いことが可視化されました。
まず、起きた直後。
わたしは朝イチでブログを書くことにしているのですが、「何を書こう…」と考え始め、とりあえず思い浮かぶまでスマホをダラダラ、というのが典型的なパターンですね。これ、気づいていました。(笑)
そこで、最初にブログはやめて、今朝はやることが明確な「手帳の振り返り」をすることに。結果、パッと起きてさっさと始動できました!
では寝る前は、というと・・・。
子どもがキリのいいところまでテレビを見るのに付き合ったりしているときの時間つぶしでこうなることが多い。朝の「逃避」に対して、こちらは「待ち時間」。こちらは自覚していなかった癖なので「より質の高いハッピーブースターに置き換える」or「ToDoの先取をしておく」などの方法を実験してみたいと思います。
◎思いついたことに反応的になりがち
例えば――
「これをこう収納してみよう!」「この試みに取り組んでみよう!」と思いついた瞬間、100均に走る。
「予約した本が届いた!」とわかれば、図書館に走る。
……どちらもすごく多いパターンだと気づきました。
わたしはストレングスファインダーでも「収集心」や「活発性」が非常に高いので、興味が湧くと見境なしに突っ走りがち。
もちろん、それで心満たされる部分はあるのですが……もう少し効率よい動きにはできそう。
ガマンと思うとうずうずしそうなので、「回数を減らしたらこっちのやりたいことができるかも」と別のメリットを餌に、俯瞰する意識を持つ必要がありそうです……。
まとめ
と、書いている間に次々と深堀できてしまい、予定よりかなりの超大作になってしまいました…!
最後に、今回の気づきをまとめてみたいと思います。
子どもの気持ちや状況を優先してみることは、質の良い時間への近道
「手数を減らす工夫」×「タイムゴール設定」で時短が実現する
フットワークが軽い人は、それを発揮するにあたってのルールを決める必要がある
子供は私が思うほどに時間や自由を奪わない
「現実逃避」のダラダラは、ルーティーンやタスクの順番を変えると解決できる場合がある
「自覚していない」ダラダラには「より質の高いハッピーブースターを用意する」or「ToDoの先取をする」など代替アクションを決めておく
24時間のログを取る、というのはハードル高く感じていましたが……スマホアプリやスタディプランナーなど、やりやすい方法を見つけると意外と苦も無くできてしまうもの。
さらに、1日だけでも、発見がきっとあるはず。
わたしは引き続き、今週も「タイムログ第2章」と称して実験を続けようと思います。
よろしければ、ぜひご一緒に♪
(第2章は、「重要度×緊急度」のマトリックス
「第1~4領域」別にマーカーを色分けしてみようと思います!)