「いいアイデア」よりも価値のあること
昨日のアイデアに関しての話の続きです。
これは言われたら当たり前のことではあるんですけど、この3つのポイントを分かっておいて欲しいんですね。
・アイデアレベルだと土俵にも上がれない
・アイデアを揉むのは短期間だけで十分
・形にするまではひたすら突っ走る
やはり少しであれ形になっていれば、それを市場に出してみたり、出来上がったものを人に見せて意見を聞いてみたりできるんですよね。
そしたら、さらにそこから前に進むじゃないですか。
逆に言えば、アイデアレベルで自分の中で持ってるだけの状態であれば、それは人に意見を聞こうが、自分でもっと考えてみようが、ほぼ意味がないんですね。生産性はゼロなんですよ。
趣味でアイデアを揉む脳内シミュレーションゲームが好きであればそれでいいんですけど、それを現実のものとして、その後の物理的な成果を得たいと思っているのであれば何の意味もないわけです。
やっぱり完全な準備は絶対にできないんですよ。
まだ自分は準備中ですとか、まだよく分からない部分があるんです、みたいなになってしまいますけど、分からない所、つまりブラックボックスは絶対に無くならないんですよね。
自分の知識がこの世の全てを知るまでは、やはりどこかに絶対ブラックボックスは残るんですよ。
だからそれを潰すために頑張るんじゃなくて、やっている最中にブラックボックス(分からないこと)が現れたら、その時に調べたり人に聞いたりすればいいだけなんですよね。
そうしないと、もうキリがないんですよ。
もう一つ付け加えると、まだアイデアが形にもなっていないうちにマーケティングを学ぶのもやめた方がいいんですよ。
自分の商品も完成してないくせに、ランディングページのコピーライティング学んだり、ページを作るツールを学んだり、デザインを学んだりする人。
あと Facebook 広告とか、そういう集客の手法を学ぶ人も多いんですよ。
でも何が必要かというのは、自分の売るものが明確になってないと分からないものなんですよね。
どんなマーケティングも、一つのやり方が全て汎用性があるわけじゃないので、その商材に向いている売り方とか広め方はあるんですよね。
だから自分のリリースしたいものが明確になったら、それのマーケティングを学べばいいんですよ。
マーケティング全般を学んで、例えば 「DRMを学べば何の業界でもいけるんだ」というのは思い込みなんですよね。
で、自分が最終的に売りたいものが、障害者の介護に関する人材募集だったりした場合、DRMとかって何の関係もなかったりするんですよね。
もちろん、意味がないわけじゃないけど、もっと効果的なやり方はあるわけですよ。
一方で、もっとこう小さなニッチな人たちを深くファンにしていきたいのであれば、SEO学ぶよりFacebook広告の方がいいとか、DRMの方がいいってこともあるわけですよね。
だから結局、どういったマーケティング手法がいいのかも、自分の商品はなんであるかに引っ張られる話なので、色々学ぶ必要がもうないんですよね。
でも人間は備えをするのが好きなんですよ。楽しいんですよ。
私もずっとね、大きな災害が来たらこれが役に立つとか、それこそゾンビが蔓延したらどうしようというところまで考えて、バールを買ってみたりとかしてるんですけど(笑)。
そういう何かに備えて準備をするのは楽しいんですよね。楽しいし安心感があるんですよ。
だからついついそれをやりたくなる。
つまり将来の自分の為に、こんなのも学びたい、これもやっておきたい、これも知っておきたいって思うのは、気持ちとしては正しいんですね。
でもそれは単に楽しいからやっちゃってるだけなんですよ。
自分の商売を作ってうまく進めたいのであれば、必要最小限のことしかやらない方が大事なんです。
この必要最小限というのは、自分がオファーしたい、自分がリリースしたいサービスのことなんですね。そこが軸になるんですよ。
そのためにも、今日のテーマであるアイデアはまず形にしなさいっていう話になるわけです。
だから起業を考えてる人、アイデアはあるけれど形にできてない人、もしくは逆に何をしたらいいか全然分からない人は、見えてくるものがあると思います。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。