「大丈夫なフリ」しちゃってさ
ひょんなことから「思い出したくない過去の記憶」の蓋がパカっと開いてしまい、うわー!と居た堪れなくなるときがある。
それは、恥をかいた小さな(でもわたしにとっては忘れたい)記憶から、自分の人生にとっては大きな悲しみとか絶望といったものまで、種類はさまざま。
だけど共通しているのは、あの時に感じた悲しさ、恥ずかしさ、苦しさが、まるで「今まさに起こっている」かのように溢れ出て、ぶわっと心を襲うことだ。息が苦しくなったり、叫び出したくなったり、涙がじわっと滲んだりする。
「みん