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ジストニア治療の選択肢。「続ける」意味を考える
ジストニアの治療として選択肢に挙げられるのは、ボトックス、薬、手術。
この3つではないでしょうか。
でも、どれであっても1回試して効果がなかったら、早めに別の選択肢を考えて欲しいなと思っています。
それにこだわらないでほしいのです。
試して、体が解放されないということは、自分にあっていないということだから。
あっているならば、何も問題はないのです。
でも、あっていないことを続ければ、今度はやめるのに勇気が必要で。
それができないとドツボにハマって、長いトンネルに入り込んでしまいやすいのですよね。
◇
何度もお伝えしていることですが、私は瞼の手術を7回繰り返してしまいました。
その途中、5回目を終えたところで、セカンドオピニオンを受けたことはあるんです。
顔面けいれんの名医と言われる先生を訪ねてみました。
診断の結果、顔面けいれんでないことはわかったけれど、おまけとして、医師にこう強く言われてしまいました。
「手術を1回試して症状が取れていないのに、それを何度も試すなんて、どうかしている!!!」
と。
ついでにアーテンがうまくいっていないことも伝えると、これに関しても
「もう飲むのはやめなさい」
と言われました。
効果が出ているとは思えないから、と。
帰り道は、ショックすぎて放心。
これまで手術を盲信してきたことを
強烈に反省しました。
1度目の手術で、踏みとどまれば良かった。
術後、すごく解放されたわけでは
なかったから。
でも、解放されていないことを
認めることができなかったのです。
だから続けて、悪化の一途をたどってしまった。
そして、あれだけ医師に言われて
反省しておきながら、結局この後6回目、7回目の手術へと入っていきました。
◇
治療を途中でやめるということは、
とても難しいことです。
きっと、ほかに治療法はないから。
次はうまくいくかもしれないから。
ちょっとずつでも良くなっているはずだから。
色々な理由があると思います。
けれど、それぞれの想いはあるとしても、最初にうまくいっていないと感じたらいったん立ち止まってみませんか?
仮に最初で切り替えられなかったとしても、なるべく早い段階でそうしてほしいです。
そうすれば、自分の気持ちを確かめる時間が持てるし、それから今の治療を少し離れたところから見られるようにもなるので。
◇
私の場合、手術から離れるきっかけは全身のバランスを整えた方が良いかもと気づいてからでした。
納得して、次の治療に進みました。
なので、納得というのは
次に進むための大きな後押しに
なるかもしれませんね。
やるだけやったから。
次に進む理由ができたから。
何か納得できたときに、人は
一歩を踏み出せる気がします。
だから、いきなりやめる必要はないのです。
ただ、いったん距離を置いてほしい。
そして、考えてみてもらいたい。
なぜ今の治療を受けているのか?
なぜ今の治療を受けようと思ったのか?
なぜ別の治療を選択肢に入れないのか?
納得するまで、考えてみるのはお勧めです。
きっとそれが、次の一歩を踏み出すきっかけになるはずだから。
もし今の治療を受け続けるにしても、考え抜いた末の選択になるから。
※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊
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