「原因不明で、治らない病気」だと言われても、未来を信じてほしい【健康エッセイ】
・脳の神経障害が原因だと急に言われても
私は2007年から運動機能の問題が出て、2008年に全身性ジストニアと診断されました。
当時の担当医からはこう告げられました。
え?脳神経の問題?
脳の誤作動?
ぴんと来ませんでした。
漠然としていたし、説得力がないと思いました。
なので、手探りの中で、自分なりに治療法を探し続けました。
◇
・生まれつきなら、なおさら良くなれないのかもと思ってしまった
今の治療院に通うようになってから、生後間もないころに出ていた症状を思い出しました。
首の後ろをグッとそらす症状があったと、以前から母に言われていたことを、すっかり忘れていたのです。
このことを先生に伝えると、
「生まれつきジストニア的だったんだね」
と、言われました。
その瞬間、ふと
「ジストニアは治る病気ではない」
という、ジストニア界の常識が脳裏をよぎって。
一瞬、思ってしまいました。
あぁ、私の病気は生まれつきだったら、改善は見られても、治ることはないのかもしれない、と。
◇
・ジストニアになる推理を考えてみた
けれど、また、ふと思ったのです。
先生は、ジストニアの原因は感染症であると言っています。
これと、「脳神経の問題」「脳の誤作動」という考えとを結びつけてみました。
そしたら、こんな推理が浮かんできたのです。
こんな流れが、考えられるのではないだろうか。
もしそうなら、私は治ると思えました。
血行を良くすれば、感染症に対応できるから。
◇
・治らない病気だと言われても、視点を変えれば未来は明るい
「あなたの病気は治るものではありませんよ。」
そう、医師に言われた場合、前向きに考えることは難しいですよね。
「それでも私は治る!」
とは、なかなか考えられないと思います。
ただ、そこを承知した上で、あえて言いたい。
治る可能性を、
良くなる可能性を、
頭から完全に排除しないでほしい
ということを。
何事にも表と裏があります。
ある角度から見たら、未来は暗いかもしれない。
けれど、別の角度から見たら良い未来は、いくらでも描けると思っています。
細菌やウイルスは血液を嫌うので、
採血で見つかることは稀だと言われています。
炎症が起きていても、炎症反応が正常な例もある。
画像にも映らない。
ウイルスに限っては細胞の中に入るので、1人の体に何十兆とある細胞のひとつひとつを電子顕微鏡で探さない限り、見つけることは不可能。
だから、発見が難しい。
でも、そうだとしても、病原体の存在を完全に否定することはできないはず。
この説は絶対にあり得ない!と断言できる何かがない限り、体内に存在している可能性を1%でも持っていて欲しいです。
その1%の希望が、未来への活力になると思うから。
※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊