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元町散歩で改めて気づいた、支え合いの大切さ

週末、友人と横浜の元町に行ってきた。


久しぶりにここを歩いて、やはりいい場所だなと思った。

石畳みの道、少しレトロな店構え、
そしてBGMとして静かに流れるジャズ。


中華街や港の方は、わりと混んでいるイメージがあるけれど、元町通りは人混みもそれほど多くなくて、のんびりした空気が流れている。

そこもまた良かった。

寒さも忘れて、待ち合わせのカフェに着く前から早くもテンションが上がって、写真をパシャパシャ。

同じ横浜市民なのに、ちょっとした旅行気分を味わえた。


友人とは、学生時代からの付き合いだ。

2007年からジストニアを発症してからも、ずっと寄り添ってくれた。

無理に話を聞き出そうとはせず、けれど私が話したい時には、じっと耳を傾けてくれる。

今週末も、いつもと変わらない彼女だった。

お互いに近況報告をしあった。

私が最近、コンサルタントさんのアドバイスを受けて、ジストニア患者さん向けの動画講座を作り始めたことを伝えると、彼女はとても喜んでくれた。

「すごくいいね!
今まで何度もひさこから話を聞いてきたのに、どうしてその方法を思いつかなかったんだろう?」

「やっぱり、私たちふたりだけで話してると、どうしても閉ざされた世界になっちゃうから、新しいアイディアって浮かびにくくなるのかもね。」


そんな風に笑っていた。

けれど、ふたりだけの空間でも、私は十分、これまで彼女から新しい考えをもらってきた。

先週末もそんな時間だった。

最近、私は動画講座とは別に、今後の自分のプライベートについても、いろいろと考えるようになってきた。

恋愛や結婚、一人暮らしなど。

体調が相当良くなっているから、これまで考えられなかったような将来のことを考えられるようになったのだ。

一方で、闘病初期の17年前はまだ若かった両親も、だいぶ年齢を重ねてきている。

二人の老後についても、どうするべきか考えが巡ることが増えてきた。

そんなことを、ふたりで元町を散歩しながら、そして別のカフェでお茶をしながら、ポツポツと打ち明けた。


そうすると、自分にはない切り口から私の話を聞いてくれて、
「なるほど、そういう考えもあるのか」
と心が解ける瞬間があった。

一人よりも、二人で。

二人よりも三人で。

何か考えに行き詰まったとき、悶々としているとき、違う考えに触れることで助けられることが多い。

そして、今作っている動画講座も、ジストニア患者さんにとって、そういう存在になってくれたら良いなと
改めて思った。

一人で、または家族だけでは打開策が浮かばないときに、私の動画を見て、何かしら前を向けるヒントにつながったら嬉しい。

そのためにも、やはり丁寧に動画をつくっていこうと思った。

より言葉が伝わるように。

より心が軽くなってもらえるように。

孤独になる人が減るように…。


現在、ジストニア患者さん向けの
動画を作成中。
3月中にお届けできるよう、動いています。
興味を持ってくださった方は、
ぜひ楽しみにしていてほしいです^ ^


※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊

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頑張りたい理由がある人へ | ジストニア体験者・克服研究家 永松ひさこ
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