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ジストニアの壁を越えて見えたもの、努力の意味を問い直す


不随意運動(ジストニア)を発症し、
改善していくまでの流れの中で、転機となった年はいくつかある。

けれど、その中でもやはり大きかったのは、2014年だ。

その頃は、瞼の治療から離れて顎の歪みをとる治療や、首のカイロプラクティックを受けて少しずつ体調が上向き始めていた。

なのに、その年の年末、散歩中に人とぶつかりそうになって驚いて全身が硬直した。

また、体調が悪化してしまったのだ。

その瞬間、悟った。

何かを変えないと、このままではどの治療を受けても同じことになってしまう。

そのお陰で、今がある。

でも、じゃあ、それまでの時間全てが意味なかったのかといえば、そうではないと言い切れる。

体と向き合って、症状と向き合って
ジストニアとは何か?と、自分なりの推理を立てることができたから。

ちゃんと、努力した意味はあった。

それが今に生きていると確実に言える。

じゃあ、2014年に何を変えたのかと言ったら追求するテーマだ。

基本的な姿勢としては、それまでと何も変わらない。

自分の頭に浮かんだ疑問を追求しつづけたのだから。

けれど、2014年までの追求が今だけ、ジストニアだけに限定していたのが、2014年以降からは過去まで、そしてジストニアの枠を超えて、健康というところにまで追求の幅を広げていった。

なぜ、病気になったのか。

なぜ、健康になれないのか。

広い視野を持って、あらゆる病気に共通する問題はなんだろうと考えるようになった。

要は、努力の仕方を変えたのだ。

それによって、自分が体調を崩している原因を見つけることができた。

だから、今がある。

無駄な努力はないと思う。

けれど、どうせ努力をするならば
辛くないのが良い。


努力をしていると気づかないくらい
楽しいと思える努力が良い。

無駄な努力はないと思う。

だから私は、これからも努力を続けていきたい。

でも、一方で、それを楽しめているかどうか、問題を凝視しすぎていないか、冷静な目をもつ自分でいたい。

いつまでも、いつまでも努力をつづけていきたいと思えるように。

呼吸をするのと同じような、
疲れない努力ができるように。

※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
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頑張りたい理由がある人へ | ジストニア体験者・克服研究家 永松ひさこ
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