泥なんてなんだい! 自分だけトクをしたいヒトに贈る言葉
街並みがイルミネーション化して
いよいよ年末感が高まってまいりました
ひからいとです^ ^
クリスマスにハロウィンがテーマの映画があるそうですよ
先日あるTwitterを見ました
おー、藤田巨匠健在です!
うしおととら
というマンガをご存知でしょうか?
藤田和日郎先生の
1990ー1996少年サンデーで連載していた
デビューにしてレジェンドとなる作品です
連載期間10年の作品がゴロゴロしている今だと連載期間が短く感じますね
当時はめちゃめちゃ長期連載に感じていたマンガです
藤田先生のエッセンスがギュッと詰まっているからそう感じるのかもしれません
※結婚しても手放さなかった愛するマンガのひとつ^ ^
ぼくが中学生ぐらいに始まり青春のど真ん中を射抜いていたマンガでした^ ^
※間違いなく濃密な6年間だった!
少し前にアニメもやっていたので
若いかたもご存知かもしれないですね
余談ですが
今年7月に連載を終了した元サンデー作家の久米田康治先生の「かくしごと」で
ダークファンタジーの巨匠として藤田和日郎先生のパロディーが登場してましたね
ムスメが居るので「かくしごと」にも非常に胸をうたれました^ ^
話をもどして
「うしおととら」という作品
基本的なストーリーは
妖怪退治の活劇で非常に人間味にあふれる物語です
藤田先生のTwitterを読んだ後で
記事のタイトル「泥なんてなんだい」というはなしがアタマにうかびました
※コミックで18-19巻に収録された話です
「満足する死とは?」
2体の妖怪の出すこの問題に答えられないと
脳みそを吸いとられて死んでしまうという話です
理不尽です
2体の妖怪が満足する答えを出す→妖怪よろこぶ
出さないと脳みそを吸い取られる→妖怪よろこぶ
妖怪にとっては、どちらでもおトクな選択です
話のスジから、満足する答えを出してもお味見されてしまうので妖怪だけがおトクな質問です
登場人物の中学生の女の子が、その問いにこう答えます
「泥なんてなんだい」
この言葉は主人公の潮(うしお)が少年時代のエピソードから来てます
やりたくない事、やりたいけど周りから笑われそうな事、理不尽な事、生きてると色々な嫌な場面に出会います
誰もが逃げてしまいたい状況で
ただのヒロイズムや自己犠牲では無く
自分にとって本当に大切なものであれば
たとえ死ぬことでも満足に受け入れられる
「泥なんてなんだい」=「自分の大切なことを守れるのであれば、死ぬことなんてなんでもない」
と、その登場人物が答えを出します
クライマックスにつながる重要な伏線の話でもあり、思い出しても涙が出てしまう良いおはなしです^ ^
今の世の中
自分だけが得することが正しい(かしこい人の選択)と思っているヒトがとても多くいるなぁと感じます
泥をかぶることは嫌ですか?
誰かのために行動することは損な選択ですか?
誰もが自分だけ上手くやりたいそれが最高の手段で唯一の道でしょうか?
いまこのコロナ禍の現在進行形で
自ら泥をかぶってもキチンと結果を出してるヒトがいました!
キングコング西野さんです
・熊本の被災地支援
・施設援助
・母子家庭援助
・コロナで困っているサロンメンバーの援助
・途上国の子どもへの支援
などへ、自分のお金(オンラインサロンの売り上げ)で行っているそうです
こういう持ち上げ方をすると少し宗教っぽくなるので、気になるかたは1度調べてみると面白いと思います^ ^
やってる事の物量と熱量がすごいですよ
本人は「女性にモテたい偽善者」と言っていますが
やっていることは「泥なんてなんだい」です
泥をかぶることで、誰かのために行動することでキチンと結果を出しているヒトも現実にいるんですね
キンコン西野=うしおだったのか
という謎の着地点に到達しました^ ^
あなたの本当に大切なモノがあるなら
「泥なんてなんだい」
現場からは以上でーす^ ^