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【自分を知る】「問いかけ」が導く本当の私

1⃣問いかけの効果

あなたは、今、自分の声が聞こえていますか?
何かを選ぶとき、何かを探すとき、何かを伝えるとき。
どんな時にも”自分がどうしたいか”を基準にするのは自分を愛する生き方の基本のキ。

ですが今の社会では、自分の声を聞かず他人の声を基準にしてしまったり、ちゃんと自分の声が聞こえていても「そんなのいらない」と捨ててしまったり。

自分の声たちは、あまりにないがしろにされ過ぎています。
いつの間にか声が出てこなくなったり、本当に聞こえなくなってしまった方もたくさんいるのではないでしょうか。

あなたがもし、自分の声を聞くことができない、わからない、と感じているのなら。

まず初めにすることは、自分自身に問いかけることだとわたしは思います。

他でもないあなた自身に、興味を向けることから始めていくのです。
問いかけは「興味」と「自由」そのどちらをも、兼ね備えています。

ただ見ているのではなく自分の中にある関心を行動で示すことができ、そのうえ拘束から遠く離れた自由な答えを相手から導きだすこともできます。

自分の声がない、聞こえない状態はいわば、自分の声をミュート扱いしてしまっている状態です。

わたしはわたしにちゃんと興味があるということを示しましょう。

問いかけを使うことで自分の声の設定を、デフォルト設定のボリュームに引き上げていくことができる。わたしはそう思っています。

2⃣良い問いかけ・悪い問いかけ

ここまで読んでみて「問いかけて」と言われても、一体何を聞けばいいの?
と、思っている方もおられると思います。
そりゃ、そうです。
なんでもかんでも聞けばいいというものでもありません。

できるだけ良い問いかけをしようとする姿勢が、自愛を深めるトレーニングにもなるでしょう。

ですが、そんなに真面目に問いかけ力を高めようとしなくとも、わたしたちはすでに生活の中で問いかけを利用しています。

まずは、他人に向けて使っていることが多い問いかけを、自分にも向けてみる。

そうしていくうちに、他人に向ける問いかけにも「興味」と「自由」をのせていこう。そういうねらいがあることなのです。

この問いかけには二つの目的があって、ひとつは自分相手だからって不躾な態度や横柄な態度で問いかけないよう、自分に少し興味を向けてみる。そして答えを求めない・焦らないことによって自分の「自由」を認めて尊重していく。

それを続けるうちに思いもよらない答えにたどり着くことがあります。
問いかけという行動によって、自分自身の本当の声が、ふと答えをくれるのです。

自分との問いかけの時間が深まってくれば自然と他人への問いかけにもそのエネルギーが乗ってきます。

繰り返し書いている「興味」と「自由」です。

良い問いかけと悪い問いかけと書きましたが、ほんとうは特別悪い問いかけというものがあるわけでもないんです。

ただ、ひとつ言えることは、問いかけをするときにできるだけ自分を追い詰めないこと。他人に問いかけるときにも、それは同じです。

自分の中に「明確な答え」を握って、誘導尋問することは、自分にとっても他人にとっても、いい結果を生みにくいものです。

そこには「興味」はあっても「自由」がないからです。

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