これから広告はもっと面白くなる
はじめに
「広告代理店で働いてるよ!」
そう人に話をすると、
「大変なイメージ」「残業多い?」「労働環境悪そう」
そんなことを言われることが多い。
また、広告自体に対しても、
「CMって邪魔」「スマホの広告とか鬱陶しい」
そんなことを言われることも多い。
きっと、世間から見たら、
”広告業界はオワコン”と感じられている部分が多いのではないだろうか。
でも、広告代理店で働く一人の意見として、
”そんなことはない”と断言できる。
その理由①
一つは、私の知っている小さなコミュニティの中だけでも、
広告を通じて、必死に何かを届けようとしている人をたくさん知っているからだ。
私の広告における一つの役割は”メッセージを届けること”だと考えている。
そして、そのメッセージを届けるために色んな人がいる。
企画でメッセージを伝えるプランナー、
デザインでメッセージを伝えるデザイナー、
クライアントの伝えたいメッセージを汲み取る営業、
そして、この人達が属するための会社を経営する経営者や経理などの内勤、
などなど、
広告代理店という会社は広告を通じてメッセージを届けるために存在している。
「こんな企画考えるの!?」というプランナーを知っている。
「こんなデザインどうやったら思いつくの!?」というデザイナーを知っている。
「この人の営業の仕方すごいな」という営業マンを知っている。
「この人の会社で働いてみたいな」という経営者を知っている。
この人達はみんな、広告という仕事を楽しんでいると感じる。
そして、広告を通じて世の中を変えていきたいと感じる。
こんな人達が、きっと私の知らない世界にもっと多くいるのだろう。
その理由②
2つ目の理由は先日参加したとあるイベントの中で感じたこと。
詳細はまた詳しくかければと思うのだが、
Facebook社主催のIGDAYTOKYO2019という、
Instagramに関する発表会に参加をした。
イベントとしては、現在のInstagramの状況であったり、
Instagramを活用した広告のアドバイスのような内容となっていたのだが、
その話を聞いて私が感じたことは”ワクワクする”ということだった。
Instagramが掲げるミッションは
「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」である。
そして、そのミッションに向かって、
まだまだアップデートを行っているということも発言されていた。
つまり、このアップデート次第で、
広告という活用にも新しい可能性が生まれるということだ。
この事実に、ものすごくワクワクした。
既存の範囲の中で新しいことを考えていくのは当然行っていくことだが、
この情報が溢れている世の中で、新しいものを生み出していくことは難しい。
それに対し、全く新しい市場ができれば、そこは未開拓地として、
新しいものを作っていきやすいと感じる。
今回はInstagramのイベントで感じたことだが、
世の中には、私の知らない世界で
新しいものの開発を行っている人が多く存在すると思う。
その人達の数だけ、広告という観点でも可能性が生まれることに、
私は”ワクワク”が止まらないのだ。
最後に
冒頭に書いたように、広告業界を取り巻く環境は、
決していいものではないと感じることも多い。
しんどそうに働いている人もたくさん知っている。
でも、その人達もきっと入社をするときは、
広告という仕事を通じて何かをすることに期待を込めていたはずだ。
広告という仕事にワクワクしたり、希望があったり、楽しそうだったり、
どうか、広告を、広告業界を嫌いにならないでほしい。
広告はこれからもっともっと面白くなる。
なぜなら、先程書いたように、
面白くするために必死に働いている人がたくさんいるからだ。
いろんな可能性が生まれて、前よりもっといろいろな広告ができるのであれば、
当時感じたものよりも広告に対して希望が生まれるのではないだろうか。
会社(環境)というものは人が集まってできている。
仕事というものは人が集まって進行している。
往々にして、仕事には”人”がつきものだ。
対して、それを良くするのもまた”人”である。
広告業界で働くものとして、
広告業界を良くしていく”人”になろうではないか。