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「コンサルから見る問題解決の手法」
私は今コンサリティグ会社に勤務しています。
そこで掴んだ問題解決について書いてみたいと思います。
細かい手法はたくさんありますが、それは別書に譲るとして、現場で見てきて思ったことを書きたいと思います。
1️⃣AS IS TO BEのASをいかに正確に見れるかどうか
結論からいうとこれがめちゃくちゃ大きいと思っています。
多くの現実として、AS(現状の姿)が正しく見れないがために、TO BE(あるべき)も歪んでいくということが多いです。
実はあるべきはビジネスをきちんと学ばれた方にはそれほど難しいことではありません。
もちろん、マーケティングや営業的な部分でアートな世界、センスが求められることはありますが、それ以外の財務や人事、IT、組織風土、その他に関してはあるべきを見出すのはそれほど困難ではありません。
しかし、現状が正しく読み取れないと、あるべきも変わってしまいます。
よくあるケースを書きます。
・ヒアリングする人を間違えた
・事実を見ずに想像を取り入れてしまう
・知ったかぶりやよくわからないままに進めてしまっている
まあこの3つが多いかなと思います、1つ1ついきます。
・ヒアリングする人を間違えた
ある組織に入った際に、どうしてもその内情を知るためにインタビューやヒアリングをしますが、そもそもその人に聞いても正しい姿がわからないというケースがあります。
これは信じられる人かどうか、正しい観点を持った人に聞けているかというところがあります。
なので、複数の人に聞いていくということで間違いを防ぐしかないのですが、何度もインタビューしていくと、ああ、この人正しくないなというポイントは見えてきます。
大きくは
⚫️いい加減な人
⚫️先入観や思い込みが強い人
⚫️特定のインセンティブに引きずられる人
⚫️状況を見てひらひらと発言を変える人
です。
こういった人は要注意で、どこが本当のことか見極める必要があります。
そして、自分自身もそうなのですが同じことが言えます。
上記の要素を排除して聴くことが必要です。
1ことで言うと、誠実でバイアスを排除して聴くということです。
これが簡単なようで意外と難しい。
なぜなら、上記は人生や人格形成と同じだからです。
やっぱりうまくいかない人というのは上記のいずれかの要素を持っています。
自分では認識がないことがあるのですが、上記のような要素を持っていると1+1=2がうまく作用しないことがあります。
なので、OSをきちんと動作させるためには、上記の要素が必要です。
・事実を見ずに想像を取り入れてしまう
これは、〜だと思いますとか〜でしょうねということを多用する方です。
もちろん、推察せざるを得ない場面が多いわけですが、あまりにも多いと事実を積み重ねられません。
社会学の手法でエスノグラフィーという行動観察の手法がありますが、ここで重要なのは、主観を排除して、あくまで事実にどれだけ忠実に迫れるかということです。
コンサルの場面ではそれが求められることが多々あります。
特に人事系・組織系のコンサルでは行動観察が生きることがよくあり、そこではこういった手法で持って観察をしていきます。
・知ったかぶりやよくわからず進めてしまっている
これもよくあります。
人間は怠惰で小さなプライドを持つ生き物です。
それが故、わかっているよと示すことが自分を守る行動として出てしまうことがあります。
しかし、これは正しい道筋を示していくのに最も問題のある行動です。
痛みを負うことになっても、そこで事実を見つめていれば解決は早いです。
しかし、知ったフリ、よくわからないけどまあいいかと置き去りにすると、どんどんその先の解決が難しくなっていきます。
コンサルと言いながら、まあこれは人生全般に当てはまることですね 笑
上記が問題解決の第一歩となります。
これはまた記載していきます。