「図書館ってすごい」
私は本が好きだ。
まあある種活字中毒なのだと思う。
物心ついた時から本は常に手元にあって、親の教育もあり本への投資はほとんど罪悪感がなく、必要なものと思って手に入れて読んできた。
今までの読んだ本を考えると、どれくらいの冊数になるのだろうと思うとおそらく凄まじい本数になると思う。
時々、大学の研究員や、インテリジェンスな方に伺うと、何万では聞かない蔵書を読んできた方もいる。人間てすごい。
今まではそんな形で結構本を買ってきた。最近はKindleが便利になり、ミニマリストを目指したこともありほとんど電子で購入してきた。
しかし、ここにきてコロナ禍になり、また物価高もやってきたことから、生活費を節制しようと取り組み始めた。
そこで本もいよいよ借りてみようと思い、模索したところ
近所のまずは市が運営している図書館があった。
しかし、ここは蔵書が今一、施設もなんとなくしっくりこなかった。
そこでもう少し探したところなんと近所の私立大学の図書館を一般開放しているとのこと、年間使用量は払うが、おそらく読む冊数からしたらすぐに元が取れてしまうと思い、早速見に行った。
すごい、正直びっくりした。
今まで本が好きで色々な大学の図書館に行ったことがあったが、ここの蔵書はかなり上位に入ると思う。それほど有名な大学ではない、しかし、図書館の施設は素晴らしい。
読むところもかなりモダンで、畳のところもあれば、カフェのような趣のところもある。窓からは欅?などの大木が見えている。素晴らしい空間だ。
すぐに気に入って契約をした。手続きは結構大変だったが無事手続きを終えた。
そして、今日も午前中図書館に行っていたが、ある気づきがあった。
ここの図書館は図書に番号が付番されており、分野ごとに番号順に蔵書されている。(まあどこもそうだけども)
そして、いつもOPACで検索し、その番号にいくとピタッとそこに本が収まっている。
当たり前と言えば当たり前だけど、なんだか感動した。
結構今まで順番が少し入りくっていたり、違う分野に入ってしまっていたりして探すのに戸惑ったり図書施設の人を読んだりしたけども、ここはそのようなことはない。
いつもピタッと探すことができる。
これはまず仕組みがきちんとしていること、そして、図書の施設担当のかたがしかありしていること、そして学生がきちんとしているあるいはあまり利用がないため、整然としているという状況がある。
いずれにしても、誠実な対応の積み重ねがこのような気持ちの良い状況を作り出している。
すごいなと思ったし、感謝もした。
世間にはこのような目立たないが人の利用に配慮した施設がたくさんある。
そこに気づけるかどうかで気持ちはずいぶん変わる。
今日も晴れやかな気持ちで図書館を出た。ありがとう。