個人の好き/得意で仕事をつくっていく組織のあり方(後編) 〜実際の仕事の決め方と会社側のメリット〜
こんにちは。JPTアンバサダーのちひろです。
好きなこと、得意なことを仕事にできたらなあ、と思いつつ、フリーランスは向かないかなあ、と思いつつ。
おそらくかなり多くのサラリーマンが一度は考えたことのあるこのテーマについて、何年も考えています。
前回は、サラリーマンをしながらそういう環境をつくることって、ひょっとしたらできるんじゃ…? というお話をしました。
今回は、JPTのアンバサダーとしてまさにそういう関わり方をさせていただいているお話と、実はそういう仕事のつくりかたには、会社側のメリットもあるんですというお話。
・個人の好き/得意で仕事をつくっていく組織のあり方(前編) 〜仕事が先か人が先か〜
・個人の好き/得意で仕事をつくっていく組織のあり方(後編) 〜実際の仕事の決め方と会社側のメリット〜 ※本記事
アンバサダーの業務の決め方
さて、私は今年の2月からアンバサダーとして週に7〜10時間ほど、JPTの業務に参加しています。
社員の皆さんのように雇用契約がないので、アウトプットの義務はありません。
そのぶん気楽な身分ですが、私の個人的な性格上、自分に期待されているアウトプットには責任を持っています。(責任を感じているだけかもしれん。)
私たちアンバサダー1期生が担当するお仕事を決める際も、JPT流の「個人の好き/得意を仕事に昇華」というステップがありました。
実は私、多くのサラリーマンの皆さんが普通になさっていることをするのが苦手です。
隣に座っている人との他愛ない雑談とか。
集中している時に、鳴っている電話に気づくこととか。
会議において、発言者の言葉を理解して、自分が発言する内容を考えて、同時に議事録を取るとか。
社内外の調整とか、誰かと共同で作業するとか。
そういう意味では、JPTのフルリモートフルフレックスという体制はとても助かりました。
が、それでもビジネスチャットですごい勢いでやり取りが交わされたり、相手のペースありきで仕事をすることにはストレスが残っていたんですね。
最初の一ヶ月はお互い探り探りなので、どうしても自分に負荷はかかっていました。
まったくアウトプットも出せていないのに。
それがまた、焦りになって。
そんなことをまるっと成川さんに相談したところ、私の苦手な環境を取り除き、好きなことに好きなペースで取り組めるということで、noteの運営を任せていただけることになったんです。
4ヶ月の娘がこれからどうなっていくのかわからなくて不安も大きかったので、自分のペースでやれることが担保されたのはありがたかったです。
長くなるので割愛しますが、JPTは組織として「心理的安全性」が担保されているなあと感じます。
特に成川さんの包み込んでくれる感じ。
今は、note運営を楽しんでやりながら、時に自分を追い込み、時に休ませていただき、安定したペースで業務に取り組めています。
同じアンバサダーのあきこさんは、私の苦手なことが全部できます。(もちろん、私ができることもできる。最強。)
こんなに尊敬できるアンバサダー仲間に出会えたことも、大きな収穫です。
なぜ好き/得意を仕事にするのか
ここまで、好き/得意を仕事にできたら楽しいしハッピーじゃない、ということを社員目線で書いてきました。
でもこれ、実は会社にとってもメリットがあるんです。(って。)
どういうことかと言いますと、逆説的ですが、そのほうが成果を最大化できるんです。
所属するメンバーがそれぞれ好きなことを仕事にするとします。
当然楽しいので、業務時間内にサボるなんて「もったいない」んです。
ごりごり仕事したくなっちゃうし、自分なりの工夫もします。
働きすぎないように、勤務時間を制限しなくちゃいけないくらい。
(JPTでは1ヶ月の残業時間は10時間まで。深夜時間帯(22時−5時)は勤務禁止。)
そして、苦手な環境をできる限り取り除いてもらえるので、自分が仕事をする上でハードルになるものも少ない。
障害の有無は関係ないですが、障害者雇用を前提としているJPTでは特に、この「苦手を取り除いて得意を仕事にする」ことのメリットが活きてきます。
聞いてみれば当たり前にも思えるんですが、会社としては、なかなか実際にビジネスモデルとして実現していくのは難しいように感じるかもしれません。
JPTで事例が積み重なっていけば、それを真似したいと思ってもらえる企業が増えるかもしれません。
noteなどでの情報発信や、希望があればJPT社長、副社長によるコンサルや講演なども視野に入れて、
こういった働き方、仕事のつくり方をどんどん広げていきたいです!
(執筆:ちひろ)
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