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会社が変わればトップの役割も変わる。これからのJPTに僕たちができること。

社長×副社長対談企画の第2弾として、JPTという会社における自分の役割を、現在の視点と未来への展望の両方の視点から2人に考えてもらいました。

「会社という船の上での2人の役割の違い」というテーマで3つの記事に分けてお送りします。

↓各記事へのリンクはこちら

最終回のこの記事では、これから会社が成長していくにつれ、自分の役割はどう変わっていくのか、どう変えていきたいかを社長と副社長が語ります。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

これからのJPTと自分の役割

前回の対談企画で、JPTという会社を通して何をしていきたいのか、というお話を詳しく伺いました。それを実現していくうえで、お2人の役割はどう変わっていくのでしょうか。

(成川)
役割という意味では、僕の場合はそう大きく変わらないかもしれません。

いろんな情報を集めて、自分の中で咀嚼して、ミッションや事業のアイディアとしてアウトプットしていく。そしてそれをストーリーにして、いろんな人に伝えながら巻き込んでいく。
会社の成長とともに、その影響範囲を拡大していきたいです。

会社規模の拡大、日揮グループ全体の改革、他社への障害者雇用コンサルティング。どこに舵を切るのかは、まだわかりませんけどね。

それと、今の僕のメイン業務でもある社員との面談も、僕の役割としてある程度残ると思います。
むしろこれに特化してしまってもいいような気さえしていますが、どうしても時間の制約があるので、対応できる人数や一人あたりに割ける時間は限られてきてしまいますね。

いずれにせよ、僕は中の人や外の動きを「よく見る」人でありたいです。そこから、次の展開を考えていきます。

(阿渡)
僕は、「僕にしかできないこと」にもっと力を入れていきたいです。

個人的にやりたいことになってしまうのですが、両手がないという障害を抱えた僕だからこそ伝えられることがたくさんある、とここ数年で考えるようになりました。

それまでは「健常者と同じようにできる」ことがゴールであり、自分の強みみたいなところがありましたが、そこからもっと先に進みたい。

JPTでの肩書きは副社長だけれど、パラアスリートでもあり、YouTuberでもあり、いろんな肩書があって、その中で僕は僕として活動していくことが僕の役割になればいいなと。

ここ数年、やりたいことがどんどん出てきて、それに専念するためにFIRE(※)も目指しています。
(※FIREとは…Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)のこと。)

(成川)
阿渡さんからFIREしたいと言われたときはちょっと焦りました(笑)
まだ作ったばかりなのに、もういなくなるの!?と。

でもみんなそれぞれの考え方があるから仕方ないかも、と思いながら具体的に話を聞いていくと、阿渡さんがやりたいことはJPTの阿渡さんとしてやっても全然不自然じゃないと思ったんです。

だから、「それJPTでやったらいいじゃん」って。

(阿渡)
僕、実はJPTを設立したときにこの会社は数年後に辞めるつもりだったんです。その話は成川さんにもしていました。

でも、成川さんに「JPTでやればいい」と言ってもらって、たしかにそういうやり方もあるな、むしろそれができたらベストかも、と考えるようになりました。

楽をしたいというわけではなくて、自分にしかできないことで「もっと社会に貢献したい」。
やりたいことがいっぱいある。若くて元気がある早い時期から実行したくて、JPTにいる場合じゃないって思っていたんですが、成川さんと話しているうちにその考えが変わりました。

(成川)
僕はこれまで全く一貫性のないキャリアを歩んできていて、他の人からは「アイツ何やってんだ?将来何になりたいの?」って思われていたと思うんです。

でも僕自身は会社という枠組みを使って、自分のやりたいことをやっていただけで。JPTの業務だってやっていることは障害者雇用ですけど、僕にとっては理想の制度や働き方や事業の作り方など、これまでの仕事を通して蓄積してきた「自分ならこうする」を具現化しているだけなんです。

しかも給料も安定してもらえて、社会保険まで加入できる。日揮の看板も使える。
会社員だからこそできることも多いです。

もちろん何でも好き勝手にできるわけではなく、自分のやりたいことと会社の目指す方向性を合わせて、投入されたリソース以上の成果をしっかり返すことが大前提ですけど。

毎日好きなことをして、会社にとっても自分にとってもハッピー。最高ですよね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。JPTという会社のトップ2人の人物像、考え方、役割がだんだんと見えてきたインタビューでした。次回もお楽しみに!

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