『古事記②』国生み 伊邪那岐・伊邪那美(いざなぎ・いざなみ)
前回古事記プロローグで別天神が生まれたよオ。
というお話をしました。↓
今回はその続き。
別天神(全部で5体)の次に、6・7体目の神様として
「いざなう男」「いざなう女」の意味の名をもつ
男:伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
女:伊邪那美命(いざなみのみこと)が現れた。
※1~5体目の別天神はそれ以降の神様たちよりも格上って感じ。高天原に住んでるからねえ。カタチも抽象的。6体目以降は人の形してる。
別天神の神様たちが、「水の上に、油のように漂う国をしっかりつくりなさ~い★」と伊邪那岐・伊邪那美に命じる。
そこでふたりは天の浮橋に立ち、矛を海の中に差し入れて、引き上げた。
するとその先端から、塩がぽたぽた落ちて、固まって、島になった。これを於能碁呂島(おのごろしま)というよ。【兵庫県淡路島がそれと言われている】
伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)はこの島に降り立って、柱の周りをまわって夫婦のチョメチョメをすることにした。
妻(イザナミ)は右から、夫(イザナミ)は左から柱をまわり、出会ったところで最初に妻が
「やん💖超絶イケメン//// 素敵!💖」
続いて夫が「やっべ、マジかわいい。」という。
しかし、ここで夫:イザナギが、「こーゆーのって、男から声をかけるべきシチュエーション??やばくね?よかったのかな?ま、いっか。チョメチョメしよ」
ってことで合体ー!!
しかし、生まれた子供は水蛭子(みずひるこ)、ヒルのようにふにゃふにゃで骨がない子であった。
ぎゃーー!となった2神は、この子を葦の船に入れて流してしまった。
なんでうまくいかなかったんだろ?と、天にいる別天神様に電話で聞いてみた。(電話占いのようだ)
「あ~~~やっぱさあ~、チョメチョメする前じゃん?女から誘うのって駄目だよねえ?男がさあ~~リードしてさぁ、先に声かけて押し倒すとかさ~~そこは空気読んで、イザナギ、がんばろ?」と言われた。
「やっぱ俺から声かけるべきだったんだ!!!」とショックを受けるイザナギ。
その後、もう一度柱のところへ行って、今度はイザナギから声をかけて合体!!無事にこども(国々)が生まれた。オギャーーー。
【生まれた子供たち】
①淡路之保之狭別島(あわじのほのさわけのしま)→今の淡路島
②伊予之二名島(いよのふたなのしま)→今の四国
③隠岐之三子島(おきのみつごのしま)→今の島根県・隠岐諸島
④筑紫島(ちくしのしま)→今の九州
⑤伊伎島(いきのしま)→今の長崎県・壱岐の島
⑥津島 (つしま)→今の長崎県・対馬
⑦佐渡島(さどしま)→今の新潟県佐渡島
⑧大倭豊秋津島(おおやまととよあけづしま)→本州
※ちなみに、流された水蛭子は神 話にはもう出てこないが、七福神の恵比寿様が、この水蛭子と同一視されるようになった。
以上!国生みのおはなしでした!次は、神生みです(^^♪