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感動すると生きてる実感が湧くよねって話
盆休みに、山口県下関市の海響館という水族館にいってきた。期間限定で「夜の水族館」をやっていたからだ。
そこでイルカのナイトショーを見て、すごく感動したので、そのことを記事にしたいと思う。
暑い中、しかもお盆だというのに、水族館の関係者は(飼育員の方々も、海の生き物たちも)多くの来場者のために働いてくれていた。夏休みの子どもたちのため、貴重な連休中のパパママのため、初々しいカップルのため、楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくる。特にイルカのナイトショーは昼間のイルカショーと違って幻想的だった。TOP画にもある通り、関門海峡と北九州の夜景をバックに、イルカとトレーナーの息の合ったパフォーマンスが繰り広げられる。イルカもトレーナーも夜で疲れているだろうに、私たち来場者のために一生懸命頑張っている。本来であれば関係者もイルカたちも休んでいる時間帯だろう。その姿にひどく感動した。恐らく昼間だったらそこまで感動していないだろう。夜という時間帯だからこそ特別な感情を抱くことができた。
生きること=感情だと聞いたことがあるが、まさにその通りだった。感動することで感謝の気持ちも芽生えるし、感動することで人への接し方のレベルも上がる。いい感情が芽生えると「ああ、今、自分の時間を生きてるな」という気持ちにさせてくれる。大げさに言うと、「こんな瞬間のために生きているんだな」と思える。歳を取ると世の中を知ってしまったかのように振る舞ってしまい、新たな感動の機会も減っていくかのように感じるが、本来であれば、歳を取るほどに人や生き物、自然への感謝の気持ちが増え、感謝の気持ちに伴って感動も一緒に増えていくというのが、とても人間らしい人生の取り方なのかもしれないと思った。日々に忙殺されるとそんなことも忘れてしまいがちだが、ときどきはこうして大きな感動を味わうことで、生きている実感を持つことができる。そんなことを感じた有意義な盆休みであった。
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