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「ゼロ距離の富士山」写真集プロジェクト

写真集プロジェクトの発足

2020年の夏は富士山が開山しなかったので、各ガイドが試行錯誤をしながら様々な活動を行ってきた。
自分自身が発案して形になったオンライン富士登山であったり、富士登山準備のために低山ツアー企画であったり、富士山に行けなくても知識やモチベーションを保つように勉強会をしたり、来年度以降の環境整備のために外部に働きかけができないかと勉強して提言書をまとめたり。本当に頼もしい組織だと思う。

そんなガイド会発のプロジェクトの1つとして始まったのが写真集プロジェクトだ。きっかけは、オンライン富士登山中の海外のお客さんからの一言だ。ガイドが作る写真集があればいいのにという声を拾って、すぐ行動にうつしたプロジェクトリーダーの動きはするどく、その思いに共感したガイド有志で写真集プロジェクトを発足した。

コンセプトは明確だ。
富士山には様々な人が関わっている。富士山に深く関わる一員でもある自分たちガイドだからこそ撮れる、富士山に生きる人々の物語に焦点をあて、富士山の息遣いさえ聞こえてくるような、富士山に肉薄した写真集。つまり「ゼロ距離の富士山」写真集を作る。


クラウドファンディングの挑戦

スクリーンショット 2021-02-26 16.31.16

色々考えた挙句、資金調達の手段として選んだのはクラウドファンディングだ。
資金面もさることながら、たくさんの人に広く知ってもらいたい。

私たちの思いとして、長く語り継がれるような良い写真集を作りたいというのと、やはり写真集などをきっかけとして富士山そして富士登山の魅力より多くの人に知ってもらいたいというのがある。

これがおおよそのスケジュールだ。

クラウドファンディング開始:2021年の2月15日(月)
関係者をはじめ周囲へ告知 ←イマココ 
クラウドファンディングの終了日:2021年4月16日(金)
撮影開始:2021年初夏
編集:2021年秋〜
出版:2022年春

富士登山の歴史を継ぐ、「ゼロ距離の富士山写真集」制作への調整


ガイドならではのアプローチ

プロジェクトメンバーでミーティングを重ねるうちに、つくづく嗚呼ガイドだなあと感じることが多い。
例えば、クラファンのリターン品を考えるときに、「写真集」の次に、オンライン富士登山ツアー参加券、富士山登山の1泊2日ツアー参加券、富士登山プライベートガイド券と、自分たちがガイドする商品をバンバン出していく。というかほぼこれくらいしかリターン品がない。あとは、写真集撮影メンバーなどのトークショー。超労働集約型だし、とにかく自分たちが動くのだ。

販売チャンネルも暗黙の了解で、夏のシーズンのガイド中に紹介して売ろうという共通見解があり、きっとこのチャンネルはかなり響くのだと思う。

撮影スケジュールを組んでいく過程も楽しい。富士山の小屋開けや、各種お祭り。シーズン中の登下山。より深く富士山に関われて知ることができるのは、一ガイドとしても勉強になるし無上の喜びでもある。きっと関わっているプロジェクトメンバーは似たような感覚を持っているはず。

さてさて、この写真集プロジェクトはまだ始まったばかり。




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