京大観光MBAに通い始め、気がつかなかった「知の海」の広さに圧倒されている話
今年の4月から京都大学経営大学院観光コース(観光MBA)に通い始めた。
JINの事業に、同志社大学のプロジェクト科目の授業に、子供の相手に、勉強にと毎日吐きそうになりながら課題などをこなしている。いやこなしているとはとてもいえない。ぼろぼろこぼれ落ちる砂をひたすら拾い続けている感じだ。
観光コースは少人数で、自分を含めて同期入学は10名のみ。コロナで逆に入学志望者が増えて、観光MBA開講以来の高倍率だったそうだ(といっても3倍)。
授業の様子
1回の授業は90分だけど、予習復習にそれぞれ同程度の時間をかけるように設定されている。授業形式は今の所全てオンラインだ。
自分は基礎科目を中心に7科目だけとっている。
「組織行動」、「マーケティング」、「会計学」、「ファイナンス」、「統計分析」、「イノベーションマネジメント」、「ディスティネーションマネジメント」。
同期の中では仕事辞め(休み)組が半数くらいいて、10~12科目取っている人もいるが、とてもそんなに取ることはできない。この7科目でもアップアップで、全く追いついていない。そもそも、何をやっているのかすらわからない、「戦えていない」と感じる授業もある。というか、忙しくて予習・復習が全然できない。
広がる知の海
しかし、基礎科目を丁寧に勉強して感じるのは、自分の無知だ。
おそらく第一線の経営者が常識として知っていることを、自分は知らない。
そして定義を一つ一つ確認して、理解を少しずつ深めていくたびに、そこに広がる知の海を感じる。まだ今自分が勉強しているのはほんの表層的なことで、その奥に広大な世界が広がっているんだということが肌で感じる。
一方で、講演やニュース記事、あるいは本などを読んでいてもこの基礎の部分の理解があるかないかで見えてくる景色が変わってくるということを感じる。
あせりはあるが前期は自分は基礎に集中しようと思う。
社会人になってからの学びの場、頭をアップデートする機会は貴重だ。
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