接客サービスを求めよ、さすれば与えられん。
「頑張って声がけしなきゃいけないとかそんなに難しく考えないで行きましょう。」
接客サービスの肝心要な部分というのはその店のファンになってもらえるかどうかだと思うんです。
「あの店良かったな。また来ようかな。」
そう思ってもらえたらしめたもの。その先、来店につながる印象を与えられたわけですね。
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初めての仕事として接客業でアルバイトをする人は
「笑顔で丁寧に」とか「お客様のサインを見逃さないように」
とかの指示を店長さんだったり先輩スタッフの方とかに教えてもらいますよね。
自分自身もサービスはきちんとできるようになりたい。
しかしいったい、どうしたら上手くなるのかというのは、仕事が終わった後でもなかなか話に上がらないことが多いのです。
シフトおわったら友達と遊びに行きたいし帰りたいですしね。まあそれはそれで。
たとえばよくあるんですけど
「グラスのお水を絶やさないようにする。」とか
「食べ終わったテーブルのお皿を下げる。」
というのは一つの行動指標で、それはちょっと違うものですよね。
まずは
「自分が受けたいサービスをまず考えてみる。」
そして
「お客様が受けたいと思っているサービスを提供する。」
につながっていくのですけど、まずサービスの経験が乏しいと何が大事なのか考えるのも難しいと思います。
行動の引き出しを増やすのが良いので、実際に感じることが大事なので、稼いだ給料から勉強のためいろんな店に食べに行ってサービスを受けるのが個人的には良いと思うのですが、アルバイトで稼いだお金にも限りがあるので色んな所にたくさん行くのは難しいですよね。
なのでいい方法があるんです。
それは
恋人やパートナー、家族や友達の手助けをしてみること。
好きな人にはいろいろなことをしてあげたいと思う気持ちが勝って、ものすごいサービス旺盛になったり躍起になると思うんです。
「あの人の笑顔をもっと見たい。」
「喜ばせたい。」
って思いますよね。そういう他者への与える気持ちを接客にも活かすのは有りだと思います。
親しい人へのポジティブ行動は、ダイレクトに本人から「ありがとう!」がもらえますしね。
そういう与える気持ちのベースを持っておくと、接客にもいい効果が出てきて
「これはなんだろう?」
「どんな味なんだろう?」
「何をたのめばいいのかな?」
お客様が発している
「ちょっと困ったんだけど、どうすればいいかなー」
という表情やサインをホールに出ている時に見たり聞き逃さないようになっていきます。
最初はお客様に直接話しかけたり会話に入っていくのは、恥ずかしかったり、躊躇したりで難しいと思います。
なので、そういうときは先輩スタッフや店長さんに頼るのが良いのかなと思います。
お客様の会話が聞こえてきたら何気なく聞き耳をたててみて
「テーブルのお客様がこんな話をしていました。どうすればいいですかね?」
とか聞くのでもぜんぜん良いと思います。先輩たちの経験も聞けますし、そういう場数を踏んで気づくことがたくさんできるようになります。
めっちゃ混んでたらそのサインに気づくこともできなくなってしまうので、店舗はできる限り「注文されたものをすばやく提供する」みたいな店舗運営のベースの部分は円滑に回るように準備はしておきます。
それでもそれ以上に来店があったら申し訳ありませんという感じですが、、、
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店舗にいるスタッフというのは、来店されたお客様の要求を助ける役割が大きいです。
店舗で快適に時間を過ごすために、スタッフがお客様のもう一つの目や手になるということだと思います。
心持ち一つでお客様に対しての関心が増していき、気づけることはたくさん増えていきます。
マニュアルにファンは付きませんけど人や店にはファンは付くものです。
好きな人や親しい人に与える気持ちがちょっとでもお客様に対して出てきたら、その手助けができる良いお店になります。
そして気づけば、自分自身の接客スキルがアップしています。
お客様も喜び、ファンも増えてお店は売上アップ。接客が楽しくなり、みんなハッピーに!
今日も楽しくお客様と接しましょう!
おしまい。
注1)求めよ、さすれば与えられん。〔マタイ福音書七章〕
信仰の主体的決断を説いたイエスの言葉。転じて、与えられるのを待つのではなく、何事にも自分から求める積極的な姿勢が必要であることにいう。
出典:三省堂 大辞林 第3版
注2)与える気持ち
見返りなく与える精神みたいなもので人により差はあると思います。思わない人もいるでしょう。