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シケモク亭 灰皿。
2024年11月7日 00:06
木曜日。一週間で最も憂鬱な日。週末まであと一歩だがあと一歩を踏み出す力がどうしても残っていない。 目くるめく毎日が僕を襲い続け、連日の早起きに体はついていくが心が蝕まれていた。半年前から続いている不眠症の影響だった。 僕が生まれたのは小さな田舎の町だ。生活圏はママチャリでの移動で済んでしまうほど小さな町だ。数少ない娯楽はだだっ広い公園とスーパーの二階にある寂れたゲームセンターだけであった。セ