アサリ、逃げ出す
貝全般好きなのですけど、その中でもあさりが特に好きです。
ただあまり買いません…。
なぜなら砂抜きが面倒だからです。
あさりをパックで買えば砂抜きの方法は書いてあるし、クックパッドでも検索できる。
それなのに、未だにおっかなびっくりなんです。
生まれてはじめてアサリを買った時、砂抜きなんて知らなかったもので、砂でジャリジャリの料理を食べました。
それをきっかけに「砂抜き」ということを覚えて適当にやってみたのですが、どうもアサリがピューと砂を吐き出している様子がない。
もしかして…私の作った塩水の塩分が足りんのかもしれん。
アサリちゃんたちごめんよ、今塩を足して海水に近づけてあげるからね。
と、ドサッと塩を入れて、暗いところで一晩置いてみたのです。
翌朝。
そーっとボールを覗いてみると…
そこにはカタツムリがいっぱいいました…
つまり塩分濃度が高すぎて、アサリがほぼ全員貝から抜け出そうとしていたのです。
その光景、まさに地獄絵図!!
それからはアサリが怖くなって、数年購入しませんでした。
その後。
やっぱり殻付きのアサリが食べたくなり、スーパーで購入。
皆さん、一時期50℃洗いというのが流行っていたの、覚えてますか??
50℃のお湯で洗う(又はつけておく)と、野菜が鮮度を取り戻すっていうアレです。
アサリの砂抜きにも応用できるという浅ーい知識をテレビでかじっていたもので、きっちり50℃にし、アサリをその中に投入したのです。
30分後…
またもやカタツムリが大量発生してました。しかも今回はアサリたちの悲痛な叫びが聴こえてくるほど!
これぞ地獄絵図Part2!!!
ごめんよ、アサリちゃんたち。
いつも適当に砂抜きをしていたので、もう二度とアサリは買うまい!そう心に誓ったのです。(ちなみにカタツムリたちは美味しく食べました)
それからまた数年後。
懲りもせず先日またもやアサリが食べたくなり、一パック購入してみました。
今度はパックに書かれていた指示通り砂抜きをしてみました(最初からやれよって話)。
なんと!今回は大成功で、美味しくスンドゥブチゲとして食べることが出来ました。
やったー!
スーパーに売っているアサリはあらかじめ処理はされていると思うのですが、念のためやってねと言うことなんでしょうかね(適当な理解)
私の大雑把な性格はアサリの砂抜きでは遺憾無く発揮されないようです!
余談ですが、お菓子作りが得意な人はきっちり分量を測ることが得意な人が多いと聞いたことがあります。一方で、料理の「少々」とか「ひとつまみ」という曖昧な表現は苦手なようです。
私の友人にはケーキ屋さんやお菓子作りが得意な人が何人かいるのですが、みんなお菓子も料理も上手です。
ちなみに皆さんもうお分かりの通り、私はものすごい大雑把な人間なので、料理もお菓子もあまり上手ではありません。
ただ、アサリをカタツムリにする特殊能力はあるようです。