女性の自分らしい生き方とは?
先日、朝日新聞社主催のAging Gracefullyフォーラム 2023「女性の自分らしい生き方とは」に参加してきました。
2020年、日本の女性人口の半数が50歳以上となったそうです。
私自身今年で46歳になります。健康面はもちろんのこと、いかに自分の加齢と向き合っていくかを結構考えています。
今回のフォーラムでは以前から関心があったジェンダードイノベーションのお話も聞けるということで参加してみました。
今回のフォーラムは、
AG世代に役立つ ジェンダードイノベーション
長山洋子さんと語る AG世代の自分らしい生き方
私らしさが自信になる 〜高須英津子医師と学ぶAG世代の美容医療〜
という3部構成でした。
1.ジェンダードイノベーション
ジェンダードイノベーション、なんだか聞き慣れない言葉ですよね?
これは科学・技術・政策など幅広い分野において性差分析を取り込むことで、新しい視点を見出しイノベーションを創出することだそうです。
薬の開発や車の安全性を確かめるテストは男性を軸にして行われるため、実際には女性の方に副作用が強く出たり、事故時の死亡率が上昇するなどの研究があるようです。
ジェンダーどイノベーションは「性差」に注目し、その差を埋めていくことです。
このパネルディスカッションを聴きながら、私たちの実生活の中に様々なジェンダーバイアスが存在するのだなぁと感じました。例えばトイレで音が流れてくる音姫ってあるじゃないですか?あれに対抗して男性トイレに音将軍なるものがあるそうです。
トイレでの音が恥ずかしいと思うのは女性だけ、男性は全然恥ずかしくない、と私は思っていました。でもこれってジェンダーバイアスですよね。
女性が恥ずかしいことは男性だって恥ずかしいはず。そういったバイアスを取り除いてより良い社会を目指していくことなのだと思います。日本はまだまだ男性優位社会なので、女性の視点から性差やジェンダーバイアスを語られることが多いと思います。私は身近なところから性差を考えていきたいと思っています。
女性が生きやすい社会は男性にも生きやすい社会になるという登壇者の言葉がとても心に残りました。
2.長山洋子さんと語るAG世代の自分らしい生き方
長山洋子さんについては演歌歌手ということ以外何も知らなかったのですが、40代で結婚、出産、50代で乳がんを経験されていたとは驚きでした。すごくおきれいで声が透き通るようにきれい。今でもボイトレは欠かさないらしいです。
長山さんは「40代が一番楽しいですよ。」と仰っていて、私もそれに同感です。歳を重ねるごとに楽に生きられるようになったと思います。
20代は仕事ややりたいことにとにかくがむしゃらで、30代は謎の心身の不調に悩まされ、40代でその不調の原因がわかり、自分なりに対処できるようになりました。
私のnoteを読んでくれている方はびっくりするかもしれないですが、私、今の自分のことが結構好きなんですよね。自分を知ることで以前よりも楽に生きられるようになったと思います。以前は人の顔色を伺ってばかりでしたが、もうちょっとわがままに生きてもいいと思えるようになりました。
また、noteでお知り合いになった元気な『お姉ちゃん世代』の方たちからたくさん勇気をもらっています。私もそんな50代になりたいと思いますし、案外歳をとることに楽観的かもしれません。
3.私らしさが自信になる~医療美容~
自分にはちょっと遠い話だなと思って聞いていましたが、美容自体は興味があるので、心に残った言葉を書き留めておきます。
『美容は生き方』だという言葉が心に残りました。40代になると否応なく外見の変化を伴ってくるわけですが、それを自分なりにどう受け止めていくかが大事なんだろうなと思いました。
私は以前介護施設で美容の仕事をしていたので、美容の力が人の心にどれだけプラスに作用するかを間近で見ています。どんなに年齢を重ねても美しくいたいと思う気持ちは尊いです。そんな経験から、私自身も美しく年齢を重ねるためにはどうしたらいいかを日々考えています。それが私の生き方なのかも。
いろいろな考えがあるかと思いますが、自分らしくハッピーに過ごすための手段として医療美容という選択肢があるのだなぁと感じました。
今日3月8日は国際女性デーです。
女性って20~50代までケアワーク(子育て、介護、家事など)が多く、各ライフステージに大きく影響を及ぼすと思っています。その中で自分らしく生きることを見失うときもあると思います。私自身の課題でもありますが、今の自分を受け止めて自分らしく過ごしていきたいものです。