戦友たちの思い出に捧げる木 靖国神社にて
わが小説「愛国者学園物語」の参考にするために、私はこの夏、靖国神社に出かけた。そして境内で多くの木を見た。それらには、戦争に参加した人々が植えた、あるいは献木したと思われるプレートがついていた。
そのプレートの内容を記録しようと私は、それらの木を写真に撮らずにはいられなかった。撮影禁止の札もなく制止もされなかったから、これらの撮影は問題ないと考える。撮影はiPhoneによる。
少年飛行兵……。
見づらいので、解説する。この木はモッコク(木斛)。西部ニューギニアにいた挺身遊撃第七中隊の関係者による植樹。ニューギニア戦線の日本兵は、飢餓に苦しめられたと、当時を伝える資料の群れは語る。
自衛隊だっていつかは戦闘に巻き込まれ、戦死者も出るだろう。未来の日本に、自衛隊戦死者への思い出を込めた献木がないことを願う。
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