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2024/08/31 ここは私の現在地だ

 ユニゾンの20周年記念武道館公演が終わって、大学院進学後初めての期末試験が終わって、26卒として就活して初めての5daysインターンが終わった。
 目まぐるしいような、何も進んでいないような、そんな毎日を過ごしている。その中で、気づいたこととか感じたことを一旦書き残しておこうかなと思った。
 本選考が始まったり、秋冬学期が始まって、そこで話したり演じたりする人格に自分自身が吸収される前に、この1ヶ月のことをダラダラと書いてみる。ここは私の現在地だ。

ここは私の現在地だ

 先日、某大企業の5daysインターンに参加した。リモートで4日間かけて新規事業を考えるというもの。最後の1日は本社に呼ばれて座談会兼夕食会だった。
 ユニゾンの武道館ライブに行っていた7/25に、抹茶ラテを待っていたら選考合格を知らせるメールが飛んできた。2週間連絡がなかったので諦めていたところに、嬉しい誤算。ホクホク顔で「逆抹茶ラテ」なるものをいただいた。
 「逆抹茶ラテ」は美味しかったし、冗談抜きで熱中症で倒れそうだったので、氷がたくさんあるのが嬉しかった。ライブの遠征でちゃんと観光したのは何気にこれが初めてかもしれない。楽しかったな。ちゃんと計画を立てていれば私だって旅できるじゃん。一人旅くらいなら行けそうだね。

 ユニゾン武道館旅行の話はこれくらいにしておいて。
 4日間ともに過ごした学生達とは、今までのインターンの中では最も打ち解けた。これからも仲良くしたいと本気で思えたのは初めてだった。
 途中本当に顔が怖いと思った人もいたんだけど、相手から見ても同じだったらしい。やっぱり私は感情を誤魔化すのが下手なんだね。不快な思いをさせないように気をつけないとな。
 相当しんどかったけれど、自分に求められる役割はしっかり果たせたので良かったと思う。といっても他のメンバーが様子見しがちだったので、最初に発言したり議論を次のフェーズに進める音頭を取れるのが私だけだったからなんだけど。

 5日目は社員の人から色々と話を聞かせてもらった。基本的に海外駐在の話を。
 最近「結局自分の才能には惜しまず投資するのが良いのでは?」と思うようになった。自分の可能性を信じて目一杯伸ばしてみようよという。それは7月半ばにあったインターンで学んだことだったが、それがようやく意味を持って迫ってきた。
 考えるに、私が1番自分で才能があったと思うのは英語(語学)だ。適切な環境に置かれれば間違いなく伸びるし、放っておいても気がつけば英語の勉強だけは始めている。
 そして学部生時代、私はそこに投資しなかった。コロナというちょうど良すぎる口実があって、留学しなかった。英語オンリーの授業も、正論を盾にした。代わりに統計の勉強をしたり、バイトを頑張ったことについては後悔していない。ただ、英語という1番可能性を感じた場所に投資しなかったことについては、後悔があった。
 入社して若いうちに海外に行かなければ、多分私は一生海外には出ないだろう。歳を重ねた後は、行かない理由なんていくらでも見つけられると思うから。葬送のフリーレンのザインが旅立つ前のように、不満はない一方で後悔したままズルズルと過ごしていくのかもしれない。
 そう思った時に同じくフリーレン(とヒンメル)の「私は今の話をしている」という言葉が響いた。というかもう今しかない。多分最後のチャンスだろう。仮に行けなかったとしても、ここでチャレンジしなければ一生引き摺ることになるだろう。

 そんな風な思いで、今は海外で働く機会があることを、それなりに重い軸に据えている。
 座談会では海外との接点がありそうな社員を捕まえて、気になったことを思いつくままに聞いた。そこそこ収穫はあった。少なくともメンバーに共有するだけのメモの分量はあった。

 食事会も、メンターや審査員の本音が聞けて楽しかった。その後も行けるメンバーで呑みに行って、雨に打たれながら帰った。後ろ髪を引かれつつも、充実感をいっぱいに抱えて東京を後にした。
 今のところこの企業が、私の第一志望群最上位の企業だ。もしこことご縁があったら、他の選考は全て終わりにするつもり。それくらい志望度は高い。

 まぁ周りを見ていると、その時の第一志望に落ちてからが本番って感じではあるんだけど、だからといって妥協はしない。できるだけのことはやろう。
 ここは私の現在地だ。数ヶ月後にすれ違った時は、果たしてどうなってるかな。


妹が代打に立ってくれたEve

 それとは全く別のインターンが私の悲劇の元となった。3ヶ月前から楽しみにしていて、1万円払って、ホテルも押さえていたEve culture 有明アリーナ公演。インターンと被ってまさかの参加不可。
 ギリギリまで対策を考えたが、どうにもならなかったので、妹に代わりに行ってもらった。徹底した転売対策がされており、家族に対しても譲渡はできなかった。そのため、グレーではあるが、使用する端末を妹のものに変更。もしもスタッフに聞かれたらそれぞれの身分証の名字と住所の一致を元に家族からの譲渡であることを示し、通してくれないかお願いしようということになった。
 結果的には何も聞かれずに入場できた。ただ決して良いことではないし、システムの間隙を狙った不本意な手なので、今後は使いたくないな。身内での譲渡も制限されるのはかなりキツいものがある。転売ヤーさえいなければこんなことになならなかったのに……。回転寿司の醤油問題でも思ったけれど、今後は人の善意で成り立っている仕組みが消えていくんだろうか。日本人の良いところだったと思うんだけどなぁ。

 そしてこの席、なんとよりにもよって最前列だった。妹は私が着るはずだったインソムニャTを着てそこにいるのに……。もう私はさめざめと袖を濡らした。(半袖) インターンからの帰りの電車では「なんで私がこんな目に……」と考えながらユニゾンの放課後マリアージュを聴いていた。
 その夜はとにかく録画していたフリーレンを一気に観ることだけを考えていた。他のことを考えたら折れてしまいそうだったので、ボーッとフリーレン。改めて観ても良いアニメ/良い漫画だね。

 帰宅して妹は「超楽しかった!」と一言。私は行けなかったけど、代わりに妹が楽しめたならそれで良いかな。なぜか付き添い(ライブには参加していない)で行った母親も「楽しかった!」と言い、弟にグッズを買ってきた。
 私には、妹からは銀テが2枚、母親からはタオルのお土産を貰った。なんにせよ、楽しんでくれたなら良かった。知らない曲があっても、ライブって楽しいんだよ!

 数日後、Youtube Music Weekendで去年の花嵐の模様がオンエアされた。私も参加していたやつ。妹はEveの顔をはっきり観たのだとか。
 ちなみにYMWはDiosもオンエアされていて嬉しかった。たなかvs.IchikaのStruggleが好きなんだ……。Diosも11月のツアー参加したかったなぁ。神様、我慢した分だけ私に良い意味の報いを与えてくださいお願いします。


1人きりでもフリーレンを読みながら

 そんなこともあって、最近私はフリーレンにご執心。友達と会うことも無いし、世界樹の迷宮も一区切りついてしまった。
 戦闘描写が流されて、心の動きとか人間的な成長の部分にしっかりスポットが当たるから、テンポ良く読める。なんか読んでると心があったかくなってくる。

 他の漫画やアニメは大体とても気に入った部分、言うなればトロの部分があったりするけど、フリーレンは全部トロ。大トロがあるとすれば、(未アニメ化部分の)黄金郷編かなぁ。私はあの「悪い人」が好きです。
 友達作りに失敗して諦観している今、1人でもやれているのはフリーレンを読んでいるからな気がする。ユニゾンを初めとする音楽の影響もあるけど、やっぱり好きなものが多い方が人生は豊かになるね。それだけでなく、私はこの漫画から人間関係について学ぶこともある。これからゆっくりと溶かし込んで、自分の人生のコンパスになる大事な価値観になっていくかもしれない漫画だ。

 そんな大層なこと考えなくても、とにかく面白くてオススメ。アニメ1周年記念の特別上映に行こうと思うくらい。最初のスペシャルのEDが良いんだ……。流れるか分からないけどこれが劇場で聴けたら、就活で腐敗した心がフレッシュに生まれ変わると思うんだ……。

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