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私の青春、Da-iCE

私が熱心に1つのグループを推し始めたのは、Da-iCEが最初だった。今でも覚えている。確かティーン雑誌に載っていて(記憶が定かではないけどそうだった気がする)、ハッシュハッシュという曲名が書いてあったのでそこで調べて見事にハマった。中学生の時だった。

ハマり出したら止まらなくて、I'll be backのダンプラ動画、SplashのMVとかあらゆるものを探して見るようになった。私はその時、人生で初めての海外生活を送っていた時期で、尚更思い出と深く、強く結びついている。思えば、初めてのことがとても多かった。ファンクラブに入ることもCDを買うことも、写真集を買うことも、初めてづくしだった気がする。

海外にいたから、親戚に頼んでCDを買ってもらったこともある。当時は母が主にメールでやり取りしていたから今もその記録が残っていて、調べたら2015年10月10日だった。こんな内容が書いてあった。

「11月4日発売のCDを買ってほしいそうです。Da-iCE(ダイス)のシングル、「HELLO」の初回限定盤Aです。」

海外生活の中で出会った親友に熱心におすすめしているメールも出てきた。初めてできた彼氏にもHELLOをおすすめして最初の振り付けを一緒にしてもらったという、少し甘酸っぱい思い出もある。親友にめちゃくちゃおすすめしていたのは恋ごころだった、そんな記憶もある。

私は何かにハマり出したら積極的に家族にも広めるタイプなので、その当時は母にパソコンを起動してもらってMV再生して一緒に見ていた。I'll be backのダンスプラクティスは何度再生したかわからない。もうずっと、海外生活はDa-iCEと一緒だった、本当に。今でもそのパソコンのロック画面はEVERY SEASONのみんなの画像のままだ。

基本的に海外ではタクシー移動が主で、その時には一人iPod握りしめて、よく聞いていた。特にハッシュハッシュ、Startin' Upはずっとリピートして聞いていた。エビバディが出た時は、英語バージョンの歌詞を必死で覚えようとしていた。私があまりにもよく聞くものだから、母も徐々にハマってくれて、この前、「あの頃といえばDa-iCEだわ〜」と言っていた。母が好きなのはBack To The Future、what you sayだった。私も、とても好き。母は日本に帰ってきてから、アラームにFIVEを設定していた。

日本に帰国してから、ファンクラブに入って、会員証も送られてきて、とても幸せだった。帰国後は母の運転する車に乗っている時にいつもDa-iCEのアルバムを聞いていた。FIGHT BACK、EVERY SEASON、NEXT PHASE、繰り返し何度聞いただろう。EVERY SEASONのCDのケースをまだ小さかった弟に割られてめちゃくちゃ泣いたのも覚えてる。

今でもパラダイブは私の夏曲だ。スタイリングもものすごく好きで、CDも買ってもらった。今も実家にパラダイブの黄色と白のタオルがある。この曲が出た頃は、祖母の運転する車にCDを入れて、祖母と一緒にこの曲を聞いていた記憶がある。ひょっとしたら今も祖母の車にこのCDが残っているかもしれない。

スタイリングの好みで言うとWATCH OUTもとても好きだったなあと思い出す。次から次へと思い出が溢れ出していて、止まらない。海外にいた期間に好きになったこと、帰国は受験のためだったことなどなどが重なって、タイミングを逃し、私は今まで一度もライブに行ったことがない。日本武道館のライブのDVDは本当に何回も見た記憶がある。また今思い出した、Fashionableっていう曲も好きだった。あとは着れないままのコートとかI still love youとかも好きだった。

私がDa-iCEを好きになってから、もう9年は経っていて、私の生活も大きく変わったけれど、今もずっと好きだ。好きの濃度は9年の間に少しずつ変化しながらここまできていると感じる。新生活が始まったりする中で、6面です!と言えるほどの熱量では無くなってしまったかもしれないけれど、でもやっぱり、Da-iCEは私の青春であり、私の海外生活を共にした音楽、人であり、今も曲を聴くだけで当時のことを鮮明に思い出すことができる、とっても大切な存在だ。

CITRUSあたりからやっと、本当にやっと大衆に知られるようになり始めて、ファーストテイクに出演していたり、レコ大に選ばれたり、そういう軌跡を見て、すごく嬉しくて、ずっと活動を続けてくれてありがとうという気持ちでいっぱいで。スターマインや I wonderがバイト中にラジオから聞こえてきたりした時、やっぱり心が温かくなるし、聴くたび口角が上がる。ここまでくるのに、一体今までどれだけの苦悩や葛藤があっただろうかと、勝手ながら想像する。この10年間、本当にいろいろなことがあっただろうけれど、それでもずっと、ここまで活動を続けてくれていることが、一ファンとしてはとても嬉しく、ありがたい。活動を続けてくれているから、私はDa-iCEのみんなと、間接的にだけれど、美しい青春時代を過ごせたし、今もこうして新曲を聴けている。誰かの活躍を、こんなにも嬉しいと思ったことはないくらい、嬉しい。今日、Mステに出るのだと聞いて、もう泣きそうだった。今は一人暮らしで家にテレビがないので母とビデオ通話で繋いでもらって見た。そこには10年間、確かな時間と努力を感じさせるみんなの姿があって、見てるとDa-iCEらしさの出ている雰囲気を存分に感じられたし、巻き込み力の凄さも圧倒的なパフォーマンス力も感じられた気がする。本当にかっこよかった。

どうかこれからも心と体も健康で、幸せに過ごして欲しいと、心から思うし、願っている。いつか、Da-iCEのライブに行ってみたいなと思う2024年。

くらげ



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