ダルマ
ダルマとは
Yatra naryastu pujyante
Ramante tatra dewata,
Yatraitastu na pujiante Sarwastalah kriyah
とマヌ法典 3-56に書かれている。
女性が敬われるとき、神々は満足する
しかし敬われないときは、いっさいの祭礼は果報をもたらさない
マハーバーラタ叙事詩のサンティ・パルワ 109. 10. にはこう書かれている。
"Prabhawartaya bhutanam dharmaprawacanam krtam, yah syat prabhawasamyuktah sa- dharma iti niscayah"
幸福を与え維持するものは全てダルマである。生き物に幸福をもたらすものは、真実のダルマである。
マハーバーラタ 2.28 には次のように書かれている。
"Dharmana dhar- yate sarwam jagat stawara janggaman"
自然界のすべての動植物は、ダルマに制御されている。
マヌ・サムヒタ 1 には、
"Weda pranakah Sriyah sadhanam dharmah"
神聖なヴェーダの経典にダルマは、完璧を達成する道具であると記述されている。
上記の引用からも、ダルマという言葉の意味は明らかである。
ブラフマー・ プラーナ 128.45 には、ヒンドゥー・ダルマの基礎と目標はについての一文がある。
"DHARMARTHAKAMA MOKSANAM SARIRA SADHANAM"
身体はダルマ、アルタ、カーマとモクサを取得するための道具である。
ダルマ、アルタ、カーマ、モクシャの4つは、チャトール・プルシャ・アルタ、又はチャトールワルガと呼ばれる。
この四つは互いに関係しあっている。言い換えれば、アルタ、カーマ、モクサはダルマに基づいていなければならない。チャトール・ワルガの統一は、物質的世界と精神的世界に安定をもたらすものである。
ダルマをしっかりと守ることで、私たちは完璧と幸福を達成することができる。完璧と幸福は、スワスティカの形に具体化される。
チャトール・ワルガを説明すると、次のようになる。
ダルマ: 真実または善行
アルタ: 富、繁栄。
カーマ:愛、喜び
モクシャ:自由(解脱)、幸福
ダルマはトリ・カヤ・パリスダを通して、確立することができる。
清らかなKayika、Wacika、Manacika は、すべての人を満足させる。Kaikaは行動を意味し、Wacikaは言葉を意味し、Manacikaとは思考を意味する。
したがって、良い行動、良い言葉、良い思考は、高潔なサットワムな人間になるように、自分自身を教育し、活性化するための条件である。
適度な行為、言葉、思考はラジャスの美徳をもたらす。
そして、低い行動、言葉、思考がタマスを引き起こす。
私たちの体の魂は基本的にトリ・グナ(サットワ、ラジャス、タマス)の影響を受けている。
ブディ・サットワは平和と幸福を近づけ、ブディ ラジャスは動きと情熱を奨励する。ブディ・タマスは、人々は無関心、注意力、勤勉さをなくし、規律を守る力を低下させ、活動性を低下させ、失望や悲しみを引き起こす欠点を引き起こす。
Rsi Andakusuma著のDharmaという本を翻訳してみます。 続く