シュリマード・バーガヴァタム
バーガヴァタ・プラーナとも呼ばれる、18のマハー・プラーナの一つです。プラーナとは昔の物語という意味で、18のマハプラーナと18のウパプラーナがあります。
マハーバーラタを著した後、ヴィヤーサ聖仙は何か物足りないものを感じていた。そこでナーラダ聖仙のアドバイスに従って、マハーバーラタに書けなかった部分をまとめたのが、プラーナ文献と言われています。
900ページある分厚い本なので、途中で2つに分離😭 そして3つに、そしてバラバラに。軽くなって読みやすいですが…
バーガヴァタ・プラーナはクリシュナの生涯が書かれている事で有名。マハーバーラタにはない部分です。
ヴリンダーヴァンでの幼少時代。叔父のカンサを殺して囚われの身だった両親を助けます。その後、ジャラーサンダから遠ざかるために、海の中にドヴァーラカーという国を作りました。
嫁取りのエピソードから子供、孫のエピソード、ヤダワ族の滅亡まで。もちろん、クリシュナの神話だけでなく、他の神話も色々と書いてあります。中でも九つの門がある街に住むという、プランジャナ王の神話が印象に残りました。
ここにもう1つのギーターがありました。ギーターは、バガヴァッド・ギーターが有名ですが、他にもいくつかギーターがあります。マハーバーラタには、アヌ・ギーターもありますが、難しくて分かりません。
基礎知識と読解力がないとインド神話は理解できません。ヒンドゥー教の聖典は簡単には読みすすめないです。ただ分かった気になっているだけで、理解していないと言う落とし穴…