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好きな音楽の話@ねこじゃじぇねこ

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これまでに書いた好きな音楽の話です。
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記事一覧

好きな音楽の話【6】『犬神家の一族』より「愛のバラード」

小さい頃、堂本剛が主演の『金田一少年の事件簿』が放送されていて、その内容が結構怖かったこともあり、金田一=ホラーの印象が強かったのをとても覚えています。 今ではその怖いという気持ちもいい思い出なのですが、それはそれとして、はじめちゃんの祖父ということで知ることとなった元ネタの『金田一耕助』シリーズもやはりミステリーというよりもホラーの印象が強かった。 まあ、子どもにとってはなかなか過激ですからね…。 でもそんな金田一耕助シリーズの人気に火が付いたきっかけともいえる1976年版

好きな音楽の話【5】「さよならを教えて」より「流れとよどみ」

大学生の頃、ニコニコ動画が流行っていて、私もどっぷり浸かるように動画を漁っておりました。 ネット自体にハマったばかりであったこともありまして、これまでの紙媒体などでは集めきれない関心事の情報を一気に集められるようになったわけですが、特に気になったのは子ども時代には触れようがないアダルトなサブカル情報などでした。 ただただえっちいのを探していたのではなくて、子どもにはちょっと早いかなってなる暗めの作品を求めていた私にとって、「さよならを教えて」はまさにドンピシャな作品でしたね。

好きな音楽の話【4】ミュージカル『Hair』より「Hair」

ミュージカルといえば、キャッツとかアニーとか、大人も子どもも楽しめる明るくて夢のある舞台をイメージしますが、必ずしもそういう作品ばかりじゃなかったりしますよね。 たとえばスウィーニー・トッドなんかは、舞台でお客をぞっとさせたいという意図で原作が選ばれたという話も耳にしました。 ちなみに今回とりあげる『Hair』はというと、そういうホラー作品ではないのですが、色んな意味である程度年齢を重ねた人がみる感じの作品です。 この舞台がブロードウェイで上演されたのは、1960年代後半か

好きな音楽の話【3】「ゴエティア-千の魔神と無限の塔-」より「そこに還る場所」

mixiといえば、私が大学生の頃に全盛期を迎えていたSNSだった。 半匿名性なことや、日記やアルバムのみならずゲームなんかでもコミュニケーションがとれることが居心地よくて、気づいたらmixiに入り浸りな日々を送っていた。 どのくらい存在感があったかといえば、『サマーウォーズ』の劇場公開の頃に、OZに対してmixiが進化したみたいな感じかーって素で思うくらいには存在感があったのだ。 しかし、mixiは自滅の道を進んでいくことになる。 あしあとの廃止を始めとした雰囲気の変化、そし

好きな音楽の話【2】『マルタイの女』より「メインテーマ」

ちょっと久しぶりに好きな音楽の話をします。 今回のテーマは、「マルタイの女の主題曲」となっております。 『マルタイの女』自体がもうわりと古い映画となっていて、私も全く世代じゃないので見る機会もあまりなく、よく知りませんでした。 伊丹十三が亡くなったのが、1997年の頃ですからね。97年というと、アニポケが始まった年じゃなかったっけ。ウテナとかやっていた年ですよね。 私は小学生でしたし、伊丹十三作品は明らかに子ども向けではないので、ちょっとしか知らなかった。 それこそ『マルサの

好きな音楽の話【1】『平成狸合戦ぽんぽこ』より「たぬきはいま…」

『平成狸合戦ぽんぽこ』が公開された頃、私は幼稚園児でした。 当時は動物が主役のアニメが好きで、ぽんぽこもそういう理由でよく見ていたのですが、狸たちが変身するところや妖怪大作戦のシーンが好きでみていたようなもので、そのストーリーを正しく理解できたのは小学生になってからだったように記憶しています。 ジブリ映画ってこれに限らず、ちびっこには結構難しい話も多いけど、それでも謎の魅力があるから見ちゃうし、理解できる年齢になった時のハマりっぷりもすごいのよね。 さて、『平成狸合戦ぽんぽ