100周年イベントで大事にしたこと②
11月2・3日に、福山市で行った「イエナプラン100周年記念イベント」に向けて、運営チームでは20回以上の話し合いを重ねました。
メインのリヒテルズ直子さんと寺田拓真さんの話からはたくさん学べるに決まっているという確信があった上で、インプットだけでなく、アウトプットもしてほしい、対話の楽しさを実感してほしい、と考えました。
そこで日本イエナプラン教育協会研究部で、対話のグランドルールやファシリテーターの心得、対話の流れを作成しました。
そして、6〜7人のグループで対話ができるよう、15名の方にお声かけし、グループファシリテーターを手伝ってもらうことにし、その方々とオンラインで練習会を行いました。
練習会では、グランドルールが多すぎる、などの忌憚のないご意見をいただき、その度に改良することができました。
そして、出来上がったグランドルールがこちらです。
当初は7つあったグランドルールを4つまで減らし、ファシリテーターの心得も対応させて4つにしました。是非是非、皆さまも使ってください!
そして、当日。
グランドルールを確認し、「心を温める対話」をした後、「具体的な事例について多視点から問題解決をしてみよう」という対話を行いました。
各グループでは、「どのようにしたら私はイエナプランを同僚の先生方に伝えられるか」「どのようにしたら私は実践共有ができるか」「どのようにしたら私は保護者とビジョンの共有ができるのか」などについて、活発な話し合いが行われました。
映像を撮ってくれていたカメラマンさんが、「どこも本当に面白い議論をしている!」と興奮して伝えてくださいました。
参加者の方々が日頃から考えていた問いや、リヒテルズさんと寺田さんの話を聞いて生まれた問いについて、とても具体的に多視点から話し合えたのではないかと思います。
1日目と2日目の間にファシリテーターで集まって打ち合わせをすれば良かったなどの反省はありますが、ファシリテーターの方からも練習会があって良かった、楽しくファシリテートができたという感想もいただくことができました。
何よりも、私も含め、参加者の皆さんが、リヒテルズさんと寺田さんの話と、対話を通して、「日本の子どもたちのために、未来のために何かしたい!」と熱く、火が灯ったようになったことを本当に嬉しく思いました。
今回、研究部で、協働して「対話の時間」を深められたことはとても楽しく、やりがいのあるものでした。お互い体調が悪い時には助け合い、毎晩のようにメッセージのやり取りをしながら、作り上げることができて本当に良かったです。
「私たち、研究してるね!」と思いました。笑
今回は「対話」でしたが、今後も研究部では、テーマを決めて皆で何かを生み出すことをしていきたいと思っています!