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あかり

玄関灯が好きだ。
住宅街の一軒一軒を見ても、玄関灯の形は様々でおもしろい。
ヨーロッパの街灯型、シンプルな丸形、ステンドグラス風、提灯のような意匠のものも。
最近のモダンなおうちでは埋込み型も見かける。

本当は写真を撮ってコレクションしたいくらいだが、よそさまの玄関を撮って回るわけにもいかないので目に焼き付けるだけ。
それでも、あの家この家と見回してにやにやしているのは、十分に不審者かもしれない。


我が家の玄関灯。無機質シンプル、機会があれば換えたい
ステンドグラス型。本来の目的にはちと不足かも
しれないが、補って余りある可愛さ。


和風、周囲ではあまり見かけない。レア。


よく見かける型。外国の街灯を思わせる。


※写真は自宅の以外、商品画像とかの拾い物です。

一見ありふれた形でも、暗くなって灯りだすと、内側に刻まれたデザインが浮かび上がって見えたり、周りに拡散する光が思いもかけない形を描いている。見惚れてしまう。
光の色は「温かみのある」と言われる、少しオレンジがかったものがほとんどだ。
密集した住宅街の夜で明るすぎないものを、と考えられているのかな。

こんなにたくさんの家があるのに、玄関灯の形は様々。
やや多いのが街灯型、ついで無機質型かな。
年季の入った家では、玄関灯も古い形のもの。
その頃の流行りがあったのかもしれないと思うと、それもまた興味深い。
建築に携わるわけでもないのに、興味は尽きない。

昼間に色々な形を見て回るのもすきだけれど、玄関灯の真価はやはり、夜、人を迎える時にあると思う。人の生活、帰る場所があるという目印。それが様々なかたちをしていて、やわらかい光を放っているということに、何だかぐっときてしまうのだ。

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