Jeffというニックネームの由来
<アメリカ赴任が決まった>
実は1983年(18歳)から群馬県内の一部上場企業のサラリーマンになり、アメリカ工場立ち上げ第二陣の出向者選考が始まってた時、職場の上司達が皆第一陣の人の現地の話しを聞き全員拒否してたらしい。
そんな時、上司から行きたくない者行かせても仕方ないから海外志向の若者が居ると上層部に直談判して無理矢理稟議を通したらしい・・・
それが何故か高卒で製造ラインで流れ作業をしていた小生だったというのを聞きビックリ!
アメリカ工場へ赴任の目的は、製造ラインの自動設備のメンテナンスの指導である。小生は製造作業者であってそんな技術は全く無く、現地には既に6年経験してる現地人がいるのに未経験の小生が指導をする立場で就労VISAを取るという前代未聞の荒行が始まった。
就労VISAと言うのは現地に教える立場で無いと絶対に取れません。そこで行政書士は色々ネタを集め、全くの嘘は書けないが膨らます事は可能と言う事で、当時日本製の産業用ロボット、NC旋盤、マシニングセンターという設備は世界で一番進んで居た。小生は一通りその辺の加工技術、NC、MC、ロボットのプログラミングは現場でやっていたのでそこの部分をかなり膨らませて何とか就労VISAも取れた。
半年間時間やるから自分で勉強して行ってこいと言われたが・・・
何から勉強して良いのやら?先輩方に教えてと言っても皆忙しく全く相手にして貰えなかった。
自分でテーマを考え色々メモしたり本を読んで調べたりしてる内に見かねて先輩達が少しずつ教えてくれるようになった。
そして、英会話教室も通ったがそこの先生はアイルランド人で日本人の旦那さんと結婚して日本語も喋れる、英語の発音も日本人には判りやすい。
が・・・後にアメリカに行ってそれが大きな失敗の一つであった事に気付いた・・・
<出張経験しいよいよ正式赴任>
1985年初頭に様子見で一度出張でアメリカのダラス工場へ行かせて貰った。
6月から正式に赴任したが、いきなりショックな出来事が!
なんと言ってもアメリカはテキサス州のダラスはしゃべり方が巻き舌強く発音が聞いた事無い感じで何を言ってるか全然判らない・・・
言い回しもアイルランド人の先生から教わった言い方はほぼ使わない・・・
何とも大きな壁が待ち受けていた。
常にメモと辞書を持ち歩き判らない時は聞き直し、単語を書いて貰って辞書で調べての繰り返し。。。
そこで気付いたのが、現地人は意外と単語のスペルミスが多い事・・・喋れてもきちんと書けない、文法も結構良い加減。なんでこういう時はそう言うの?と聞いてもきちんと答えられる人はほぼいない。
こりゃダメだ・・・と言う事で現地で外国人向けの英語学科がある短大があると聞き、そこに通い始め魔女のようなお婆ちゃん先生だったが、もの凄く丁寧に細かく正確に教えてもらう事が出来た。
その暮らしで色んな移住外国人の友達も出来てとても楽しいカレッジライフだったw
<ニックネームの由来>
何時もの如く前置き長くなりましたw
現地に住むと必ずニックネームを付けられます。
小生の名前は「勝明」ひらがなでは「まさあき」なのでそれに絡めた名前を現地人が色々提案してくれます。
しかし・・・どれもこれも日本人には発音しづらく、自分的にも気に入らない。先に赴任した日本人の先輩達からは、一生付き合う事になるから気に入らなかったらハッキリ嫌だと断った方が良いとアドバイス頂いてたのでこういう時だけ素直に従ったw
ニックネームが決まらず4,5日経った所で周りが困り始め、徐々に世間話も片言でしてる内「おまえは音楽が好きで海外のミュージシャンばかり聞いてると言ったけど誰が好きなんだ?」と聞かれ、高校3年からアメリカ赴任直前まで主にJeff Beckのコピー中心のバンドをやってたので「Jeff Beck!」と答えたら・・・「Oh! sounds good! Your nickname should be Jeff! How about you?」と言われそこでようやく決まった。
そこに居た数人がイメージが合うと満場一致!w
そんなこんなでようやく名刺作成が出来たと・・・
<日本でもなんでジェフ?>
自分から一度もジェフと呼んで下さいなんて言った事も無いし、ジェフです何て言うと「アメリカかぶれのバカヤロウ」と思われる時代でもあったので一言も言った事ありません。
しかし、小生の名字も名前も呼びずらかったんでしょうね。自然と職場も友達も何故かジェフと呼んでくれるようになりました。
バンドのフライヤーにも何故か「ジェフ須藤」とクレジットされるようになり、本名を知る人がほぼいなくなりました(爆)
Facebook始めた時も実は本名で始めましたが「誰だか判らん!」とあちこちからクレーム来て結局「須藤ジェフ」に修正しました。
かれこれ39年付き合ってる名前です。既に戸籍上は違いますが本名となっております。
まぁ、そんなこんなでこれからも宜しくお願いします。