組織診断結果の読み解き方って。。。?
こんにちは!(株)ジェックのお役立ち情報発信局です!
テレワークの普及などの関係でコミュニケーション不足が問題視されています。しかし一方では、コミュニケーションが活発になる企業様も一定数いらっしゃいます。
これには組織文化が関係している!
とまずは自社の傾向を調べていこうと組織診断をされ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「管理側」「現場側」「役職別」....などなどいろいろな観点からデータを読み解いていくことで、自社の傾向を知り、弱点を知り、解決策を企画し、実行する。しかし、この解決策が結局いつも通りのものになってしまい、診断結果を活用しきれないというお悩みをお伺いします。
もちろん多くの活用方法、読み解き方があるので、自社に適したものを採用していただくのが一番ですが、今回は一つの方法をご紹介します。
それは「診断結果のギャップに着目して、その原因を深堀し、組織に根付いている当たり前を発見する」という方法です。
そもそも組織風土を望ましい方向に変えていくために、まずは見える化する。そのための診断ではないでしょうか。
では一体、何を見える化するのか。
「組織に根付いている当たり前」
これを言語化することが組織診断の目的の一つです。
組織に根付いている当たり前こそ、自社の組織風土です。
この当たり前を診断を通して発見する一つの方法が
現場と管理のギャップがあることに着目し、原因を考えていく
ことです。例えば、安全に対する診断内に、
指差呼称(声を出しながらの指さし確認)が徹底できているか?
のような設問で
現場:80点(満点100点)
管理:20点
とギャップがあったとすれば
なぜ現場はできていると思っており、管理はできていないのか。原因は何だろうと深堀して考えていきます。いろいろなケースが考えられますが、一つの例としては
現場:指差呼称はできている→現場を見るととりあえずはやっている行動を見る→しかし、現場ではOKの状況ではないのにOKといっている。
管理:指差呼称はできていない→実践しているようにみえるが、きちんと見ていない→結果、ダメな時にもOKといっている
などと掘り下げていくと、
「指差呼称は形だけでやっても大丈夫。どうせ事故は起こらない」
という当たり前が発見できるかもしれません。
このような当たり前を見つけていき、まとめていくと自社の当たり前が浮き彫りになってきます。そしてその当たり前を変えていくための手を打っていくことで、組織風土を変えていくことが可能になります。
診断結果を上手く活用できないというお悩みがあれば
まずは現場と管理のギャップを深堀してみてください。
組織の当たり前が発見できるかもしれません。
市場にさらにお役立ちできる組織風土醸成のために少しでもお役に立てていれば幸いです!
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