「クライム オブ パッションを観て」
この映画は、大学生の頃、わたしの恋人が好きな映画でビデオで繰り返し観ていた。
そんなことを思い出しながら、ネット映画で見つけたその映画を久しぶりに観た。
主な登場人物は三人である。
主人公である「ジョアンナ」、「チャイナブルー」と呼ばれている。
昼は、一流企業で働く設計士で、夜は、売春婦をやっている。
二つの顔をもつ女性である。
「ボビー」という男性が登場する。
彼は、奥さんとの間の性生活に不満を持っている。しかし、「チャイナブルー」こと「ジョアンナ」と性交渉をし、売春婦の彼女を本当に行かせたことが、彼の自信になり、さらに彼女と出会って彼が求めていた「愛」と出会う。彼は、彼女は「愛」を知らないという。自分と一緒になって、愛し合おう、愛を知ること、愛と出会うことを怖がらないでほしい、勇気を出して自分の胸元へ飛び込んできて欲しいと強く切望するのである。
最後は、アンそニーパーキンズが演じる「狂気の神父」である。
人々の手本となり模範となる生き方を示す「神父」が、「チャイナブルー」が生きている頽廃(たいはい)した夜の売春買いを知り、その世界を改善できない自分の力の弱さ、さらに人間として、その世界に惹かれていくというアンビバレントなことで「狂気」に陥る。
この映画で言いたいのは、愛するには勇気がいるということだと思う。
そして、誰もが誰かから愛されている。
自分を大切にしよう、ということではないだろうか。
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