「働くってどういうこと?」
今日は、完全にお休みだ。
午前10時頃に起き出す。久しぶりだ。こんな時間まで寝ていられるのは。
暑さで相当体が疲労しているようだ。
まだ頭がぼんやりとする。
今日は、寝ている時から考えていることがある。
働くとはどういうことなのだろうか?
それと同時に果たして、わたしは働くと言えているのであろうか?
働くということは、まず、人のためになることであり、人のためになることをして、お金を頂くということだ。
例えば、農業で、お米を作っている人は、日本人の主食であるお米を作り多くの日本人を助けている。そして、お金を頂く。
こういう風な公式だと非常に労働の意味がはっきりし分かりやすい。
ところが、最近、情報過多になり昔はなかった新しい仕事がある。
例えば、コピーライターである。
たった一行ほどの人の気を引く商品の宣伝をして、多額のお金をもらっているのである。お米を作っている農家の世界とは、別世界である。
しかし、コピーライターは人気の職であり、1行考えただけでそれが50万円の価値がすることもある。
ますますわからなくなる。
コピーで人は空腹を満たしたり、幸せにはなりはしない。
逆にお金を使う消費行動が盛んになる。
そうそると、そのコピーを作らせた企業・会社の商品の売れ行きが良くなり、儲かるからである。儲かるというのは、利潤が上がるということで、そのコピーの価値が高くなるということである。
しかし、農家の様に何かをしてくれるというわけではない。我々にお金を使わせるという行為を促すのが仕事なのである。
非常にそこらへんがおもしろい。
今の世の中、我々は、資本主義に飲み込まれ、その歯車として生きているのが分かる。
働くという行為は、資本主義の資本家に恩恵をもたらす行為になっている。
詳しいことはわからぬがここ「note」も大きな資本家がバックについていて、わたしたち多くがここの会員になり、記事を書けば書くほどもうかる、会員数が増えれば儲かる、という世界なのであろう。
結局、儲かればいいのである。
資本家がもうかる行為をすれば、ご褒美としてわずかなお金がもらえ、それを働くという言葉で表している気さえする。
わたしは、働いているのであろう。お金を稼いでいるからだ。
できれば、お米を作る農家のような人の働き方をしたい。
目に見えて、自分が働いた成果が見えるからである。
そして、それを自分で感じ取れるからだ。
マネーゲームのような儲け方は、どうもしっくりしない。
わたしは、汗水流して労働し金銭を得るタイプなのだ。
人間らしいではないか。